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ほくほく徒然草 老いも若きもダンシング!

5月の始め、
市民参加型のダンスイベントに参加した。
ダンスのスキルを問うものではなく、
ダンサー同士、お客さま、周りに広がる自然、
その全てと同じ時間を共有することが目的の、
皆に開かれた場だった。

こんなにあったかくて幸せで、
「心が喜ぶ」感覚はとても久しぶり。
残業続きの乾いた身体に染み渡る幸福感。
この歳になって服が汚れるのも構わず、
地べたに寝ころんで、砂利のあたたかさと
でこぼこを味わって、草むらでは青い匂いが
鼻いっぱいに広がって、土の湿り気にちょっと
ドキドキしながら背中を預けたあの感覚。
ねぇ、贅沢すぎない?
忘れたくないなぁ。

子どもたちのまっさらな心から繰り出される
自由な動きにはもうメロメロで、
彼らのエネルギーで私は動いていた。
何か考える前に身体を動かせる純粋さが尊い。
今の私にはなかなか難しい。
一緒に時間を共有できて最高だった。

そして、「もう私は歳だから」が口癖のばぁばがあんなに楽しそうに踊ってくれるなんて!
ダンサブルなばぁばを観たとき、
私はあなたの孫だと確信しました。
その姿を観たママは感動して泣いてたし。
こんなに嬉しいことってある?

年齢も性別も、障がいの有無も関係ない、
懐のひろ〜いダンスを通して、
家族まで繋がった心温まる時間。
こんな瞬間、きっとそんなに多くはない。
この貴重な機会に心から感謝です。

踊りといろんな向き合い方を試している今、
確かに感じた手応え。私が心地良いと感じる
ダンスはきっとこんな感じ。
私自身、ダンサーとしてのスキルアップは
続けていきたい。
だけど、もっと世の中に広まってほしいと
思うのは、多様な価値観を認め合えて、
誰もが自己表現のひとつとして、
安心して踊れる機会。
「踊り」ってそんな特別なものじゃない。
世界の共通言語だ。

多様な踊り場との出会いを求めて、
まだまだ挑戦は続く…!

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