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人間学による元気になる方法

元気を人間学的に解説したいと思う。

元気とは、「気合を入れること」と勘違いしている人がいる。元気がないということを言う人もいますが、元気は大元の気なので、気分によって増減するものではない。

根源的なエネルギーがどれだけ満ち溢れているか。元気があれば、力強く夢や志に向かっていくことができる。

では「元気」になるにはどうしたら良いのか。

体を鍛える。健康に良いものを食べる。しっかり寝る。ストレスを解消する。良い人間関係を築く。これは基本です。

同じくらい大事なことは、良い言葉、良い教えに触れることです。いや体に染み込ませることです。骨の髄まで染み込ませることです。

良い行動ができるようになって良い行動を積み重ねると元気になっていく。

昔の人は、聖賢の教え(良い言葉教え)を何度も声に出して体に染み込ませました。心身ともに強くなりました。これは現代でも同じようです。

素行に問題のある子供が中国古典の素読を繰り返すうちに、更生されていくと実績があるようです。

人間は、する賢く自分勝手な考え方をしていると心も不安定になるものでです。心身のバランスを崩し元気を失っていきます。自分勝手な行動をして、人の気持ちを無視した行いを繰り返すと心は鈍感になっていきます。つまり人に迷惑をかけようが、悲しませようが、自分の心に響かなくなる。良心が消えてしまう。

そこで重要になってくるのは、過度な刺激を受けない。楽しみや快楽を求めない。良い言葉や教えを少しずつ染み込ませていく。良い習慣を生活に取り入れていく。良い人間関係の中で人の心に触れる。そうやって精神の感度を上げていく。良心を活発にさせていく。

こういう学びを善根開発と言います。人間の根っこです。

この善根が開発されていなければ、濡れた樹木であり、外部が何をしても火はつきません。この善根開発は、感性を正常化させます。心身のバランスもとれていきます。

よき言葉やよき教えは、人間の本来ものですので、体と心、心と精神の反発を解消していく。そうすると理由もなく怒りが湧く、理由もなく悲しい、理由もなく恨むという破壊的な気持ちが減っていくと思います。

鬱屈とした心、ノイローゼなどの状態が回復していくと思います。

そうやって心と体のバランスを取り戻すと、気力が湧いてくる。気力が溢れだすと、人間は理想を持つようになる。

理想を持つと、主体的になる。学び始める。より良きものを求める。
自分の限界の先を追い求める。

孔子先生は、自分から求めるようにならなければ教えないと言いましたが、現代人はその土台となる、骨力、気力が病的になっている。

なぜ私はこんなことを言えるのかというと、元々病的で元気がなく、頑張れない青年だった。25歳を超えてから人間学を学び、心身が強くなった。

その実感がとても大きい。ゆえに経験から具体的にどうするかを話せる。

もし私が会社の人材育成をさせて頂けるなら、社員研修、新人の研修をするならば、まず善根を開発し、感性を正常化させ、骨力と気力を充実させる。

皆が元気になれば、会社は明朗になるはずだ!愛和に溢れ、喜びの仕事を作り出すはずだ。

そんな仕事をする準備をしています!

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