フルリモート時代にメンターはじめました。
こんにちは!
これから発表されるであろう新型の iPhone Pro Max と Macbook Pro へ散財することにワクワクが止まらないエンジニアの naru です。
最近入社されたバックエンドエンジニアのメンターをすることとなったので、弊社のメンター文化の中の一例として、備忘録の意味も込めて実施したことをご紹介できればと思います。
メンターとは
まず自分がメンターを引き受けるときに考えてみました。
Q:メンターってなに?(若干バカっぽいですが笑)
この問いに対しての答えを自分なりに表現すると
A:業務にスムーズに取り組めるようにサポートの窓口となる人
自分の中ではメンターはいわば「社内の案内人」であって、疑問点の解決法そのものを示す人ではなく、解決までの道筋を立てる手助けをする人かなと思っています。
よくある言い方をするのであれば、「釣った魚を与えるのではなく、魚を釣る方法を教える」がイメージとして近いです。
では具体的になにをしてるの?
詳しくは後述しますが、シンプルに以下の2点を実施しており、ゴリゴリな技術の指導などは行っていません。
1. コミュニケーションを社内で1番気軽にとれる人になる
2. やるべきことで迷わないようにサポートする
フルリモートで困るのは誰に聞くべきかもわからず一人で悶々と「わからない」がぐるぐると頭を回り、どうしようもなくなることなので、それを防ごうという意味があります。
1. コミュニケーションを社内で1番気軽にとれる人になる
コロナ影響もあり、弊社のエンジニアは現在基本フルリモートで業務を行なっている関係で、メンターは物理的に近くにいない状況でサポートをする必要があります。
そんな中で、入社された方がなるべく困らないようにメンターとしてはどんな話題でも話せるように会話の機会をなるべく増やすようにしています。
1-1. 毎日夕会(1on1)を実施
世間一般でありがちな夕会(朝会)といったら一方通行なコミュニケーションでただの報告の場だったりします。
ただ自分がメンターとして設定している夕会は、その日に取り組んだことのお悩み相談がメインで、雑談も積極的にするような時間になっています。(弊社の他のメンターの夕会も同様だと聞いてます)
スペースマーケットに入社して2年経っている自分でさえ、いまだに知らないシステム・業務知識があったりします。
そのため、一緒に考えたり、調べたり、思考の整理を手伝ったり、誰に何を聞けば良さそうといった提案をしたり、、、とにかく「疑問点をできるだけ俯瞰して整理」しつつも「上から目線でない一緒の目線に立って」同僚として話すことを意識しています。
1-2. oViceを活用する
毎日夕会をしているものの、聞きたいときに聞ける環境があるといいですよね。
そんな思いもあり、弊社ではoViceというバーチャルオフィス環境を活用して実際にオフィスにいるような気軽な会話環境を実現しています。
oViceについてはカスタマーサクセス部など他部署の社員もいるため部署間の交流も可能になっています。
ちょっとした相談などもSlackで「ちょっと今からmeetいいですか?」とチャットしてから通話するといったワンクッション置く必要もなく、ふらっと近づいて話しかけるだけで良いという気軽さがあります。
そして、oViceにいるのは決して強制ではなく、「特にMTGもないしoViceにいるかー」程度のゆるさでオンラインになっているのも会話のハードルの低さに貢献しているのかなと思っています。
2. やるべきことで迷わないようにサポートする
2-1. 初期タスクリストをこなしてもらう
エンジニアとして業務をこなす上で、必要な準備をまとめたリストの中のタスクにまずは取り組んでいってもらっています。
このタスクリストはスプレッドシートでまとめられたシンプルなものですが、項目としては以下のようなジャンルのものがあり、1週間程度かけて自分のペースでこなしていく想定になっています。
・事務作業(労務的手続きなど)
・環境構築
・ツール系の導入
・開発対象である自社サービスを一通り触ってみる
・仕様書確認
・レビューやリリース等の開発文化確認
弊社はモダンな環境を積極的に取り入れる文化があり、社内で全てのシステムを把握している人はいません。
なので、上記のタスクをこなす過程で詰まったとしても「このシステムならこのチーム(人)に聞けば教えてくれるよ」「この仕様はこの辺のドキュメントにも記載があるよ」といった案内人の役目があるだけでも将来プロジェクトにアサインされた時の取り組みやすさは違うのかなと思っています。
2-2. timesを更新してもらう
timesというのは自分が主人公のSlackチャンネルで、なかばTwitterのように業務に関係ないことでも気軽に呟けるチャンネルです。(#times_個人名 という形でチャンネルを一人一人持っています)
↑は私のtimesですが、全く業務に関係ない半沢直樹についての投稿に、当時メンターをやってくれていた方がコメント返してくれている様子です(笑)
新しく入ってきた方にはこのtimesで困っていることや、今取り組んでいることを共有してもらい、チャンネルのメンバー(バックエンドエンジニア中心)がリアクションやコメントをしていきます。
これが「分報」として機能して、自分自身で思考を整理したり、前述の夕会での相談時にメンターが思考の流れを追いやすくなったりするので、おすすめの文化です!
メンターをしてみて
まだまだメンターとなってちょっとしか経っていませんが、実はメンターはメンティーよりも勉強になるのでは・・・!と感じてきました。
基礎的な知識でも足りていないことがあることを気付かされたり、自分が入社した当時の新鮮な気持ちを再度復活させられたり、メリットがたくさんありました。
このメリットがあるためか、社歴がそこまでないメンバーもメンターをしており、メンティーとともにお互いを高めあっていく仕組みが出来上がってきています。
そして、自分の知識やケアが足りていない時は周りのメンバーが積極的に助けてくれているので、わ〜めっちゃホッコリあったか〜(*´ω`*)と感じる日々です。
最後に・・・!
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