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第8話 新規事業をオープンする候補地の下見に行ってみる

野替さんの畑

下見に行ってイメージしてみる

写真を見せてもらったり、その場所でできることを聞いてみたりしたけれども、実際に見ないことには話が進まない。ということで、野替さんの場所に下見に行かせてもらうことにした。
野替えさんの場所はメインの道路から横道に入っていった奥地にあり、道中は「何があるんだろう」感が半端ない。どことなくワクワクする。もしかしたら、これはいけるかもしれない。そんな感覚になった。さて、現地はどんな感じだろうか。

ワクワクするけど・・

到着すると、野替さんが何か作業をしていた。挨拶をして、まずは外を見ながら立ち話。雰囲気はなかなに凄い。写真で見せてもらった通り、林に囲まれて、ログ風の家があって、まさに隠れ家のようだった。森の中のキャンプ場に来たような感覚になった。
しかし、なんだろう。ワクワクするけど、それ以上でもそれ以下でもなく、なんとなく引っかかるものがあるような感じがする。色々と課題があるからなのか、スッキリしない。

再び打ち合わせ

野替さんは家の中に僕を入れてくれて、コーヒーを注いだ。ログ風の家ということもあって、やっぱり山の中の隠れ家のような感覚が良い。コーヒーがより美味しく感じる。
コーヒー片手に、前回の打ち合わせよりも具体的に話をしてみる。実際に2023年4月にオープンするには、どの部分からスタートするのか。それに向けて必要な資金はどれくらいなのか?その資金はどうやって集めるのか?集客はどうするのか?どんなターゲットにするのか?まず何から始めるのか?色々と具体的に話し合ってみた。
やっぱり気になるのは、野替さんの仕事のことと、この場所で展開する事業がどんな形になっていくのかがまだハッキリと見えていないこと。まだまだ抽象度が高かった。

この場所でスタートすることに現実味はあるのか

やっぱり気になる課題

野替さんの仕事のことを考えると、2023年4月にオープンしたとしても週2-3日のかなり限定的な営業になる。そして、納屋を建てて水道設備を整えていく費用など、クリアしていかなければいけない課題があった。その課題をクリアして、しっかりマネタイズして投資した金額を回収できるのか不安な部分がまだまだ多い。この部分を明確にできない限りは、具体的に進めるのは正直怖い。

自分が知らない領域

何よりも、農業関係について僕は全く知見がない。イメージしきれないのも無理はない。どうやってマネタイズしていけるのか、どうやって継続していけるのか。知らない領域すぎて、全くイメージが湧かない。そして、面白そうではあるが、自分が農業をやろうと思うほど興味がまだまだ湧かない。やはり情報系の仕事で生きてきたから、自分のアンテナは情報関係に特化しているんだと気付かされた。

これからやること

少し行き詰まってしまった。これから多古町で僕は何をすれば良いのか。多古町で求められているものは何なのか。もっともっとたくさんの人に話を聞いて、ワクワクすることを探っていかなければいけない。
まだまだ情報収集が足りない。さらにたくさんの人から多古町でどんなことが求められているのかを調査していく必要がある。

→第9話に続く

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