子供に伝えること

東日本大震災からもう10年になるんですね。四国、関西にも30年内には南海トラフ地震があると言われていますがまだどこか他人事のように感じてしまいます。それでもちゃんと想像力を働かせて考えなければいけない事ですよね。世の中には当事者でなければ理解できない苦しみや悲しみが多すぎてどう感じたらいいのか、この感じ方が合っているのか、私なんかが苦しみを感じていいのか、感じすぎた苦しみに耐えきれずにいる人だっているはず。

あの大津波の中、逃げずに人助けに走った人が大勢いたことも特番で知りました。色んな人が当時の様子を話していたけれど、家族や友人が亡くなって立ち直れない口にもできずに苦しんでいる人だっていっぱいいるはずで、それでも街も再建が進んで希望を捨てずに頑張っている人もいて、本当に未だに色んな思いを抱えながらみなさん生きているんですよね。

私は子供の前でもこういった番組を見ます。下の子はまだ5歳で怖いというので見せないようにしていますが、上の子は9歳になり、見ているときにこれはどうしてこうなったの?と質問してきたり理解しようとしているのが分かります。

東日本大震災の事は何度も見ているので、息子の方から地震のときはどうするのか、津波がここまで来たら、防災グッズは、など普段からよく話をします。

そうそう、先日の世界一受けたい授業でイスラム国の事をやっていて、下の子が寝ていたので上の子と二人で見ていました。時々これ嘘?現実?と聞いてきて、見終わると「ぼくここ行きたくない」と言っていました。怖かったようでスマホで「イスラム国」と検索して本当かどうか確認していたので、あまりスマホで検索するのは止めようと話をしました。

世の中何があるか分からないからきちんと自分を持って、自分の頭で考えるんだよ。と聞いてるのか聞いてないのか分からない反応で多分まだ意味は分からないと思いますが、自分をしっかり持って生きていきなさい、というような話をしました。

こうゆう世の中で実際に起こっている大変な事を繊細な子供に伝えていいのか、私も実際子供にどう伝わるのか不安はあります。でも、私にも明日何があるか分からない、現実に起こっている物事に対して逃げずに理解して何かを感じている息子とは一緒にテレビで見たり本で読んだりしたいと思います。

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