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夏隣

待って待って待ちかねてから来るのが春、夏はあっという間に来ます。
今日、公園に行ってみたらもう若葉ではなく青葉でした。
しかし、歳時記ではまだ春です。

2000年の4月に親友が亡くなりました。
「病む人の浅き眠りや鳥帰る」
やむひとの あさきねむりや とりかえる
「一炊の夢葬列に残り花」
いっすいのゆめ そうれつに のこりばな

先日、公園の八重桜はもうほとんど散っていました。散った花弁が厚く積もっていました。その2日前、雨上がりで露を含んで重そうに枝がしなっていました。
2009年聖書の勉強をしていた時に雨上がりの八重桜を見て詠んだ句を思い出しました。
「八重桜重荷は措くと決めました」
やえざくら おもにはおくと きめました
マタイによる福音書11章28節
すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。
あなたがたを休ませてあげよう。
苦しい思いをしていた私はこの「み言葉」にすがったのでした。

2022年4月30日









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