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夏の日

老鶯と 老妻老夫 那須の森    これ俳句です。
那須晩夏 梢の雲の 疾さかな
老鶯の 睦言止まず 那須の山
影見せぬ  鳥語姦し 那須の森
那須晩夏 焼石積みし 露天風呂

8月2日から昨日8月9日まで息子一家3人と私たち夫婦、5人で那須の貸し別荘で過ごしました。
息子たちが別荘を借りて招待してくれたのでした。
朝夕は涼しくて薄い長そでのシャツにながそでのyシャツを着て過ごしました。
鶯が2時間ほども色々な鳴き方で鳴き続けて途絶えるとセミや虫が鳴きます。
息子夫婦と孫、それぞれに行動してまたときには一緒に、申し分ない至福の時でした。
足腰が弱くなって、あまり行動できませんので留守番していることも多かったのですが、鳥の声虫の音を聞き、近くを散歩して、しみじみ幸せを満喫しました。 
8月3日、5年ぶりの友人に会いました。
3時間もおしゃべりしました。
その人は同人誌『方舟』の主宰者です。
本音で語りあえる友人は貴重です。
何にも換えがたい、瞬く間の3時間でした。
8月9日12時過ぎに帰って来ました。
息子一家との9日間は至福の時でした。
私が8月18日で86歳になります。妻は81歳です。二人共足が弱り、アパートの管理などで、できないことが多くなっていることを話しました。
息子は毎週1回来てくれると言いましたが、本当に困っているのは今ではなく先の事で、私たち二人のうち一人でも病気や怪我をすれば、動きが取れなくなる、その時のことを心配しているのだと、話しました。
息子が私たちの状態を良く分かってくれて、対応の気構えを見せてくれましたので安心して帰って来ました。

私たち夫婦は栃木県小山市内で、築50年近いアパートを少しずつ手入れしながら、その中に2世帯分をぶち抜いて住んでいます。
アパートの住人は初め日本人次はブラジル人、ペルー人、インド人、フィリピン人もいました。今は日本人1人(独身者)ネパール人3世帯、ペルー人一人です。(もちろん私たち以外の住人です)

昨日はその中のネパール人から電話がかかってきたのすが、何を言っているのか全然わかりません。どこからかけているのかを問うと小山駅からと言います。分かったのはそれだけで電話が切れました。
15分くらい経って玄関の呼び鈴が鳴りますので出て見ると、電話した人でした。
一緒に来てくれと言っているらしいので二階へ一緒に行きますと、玄関わきの窓ガラスが割れています。すぐそばの洗濯機や水道の配管に血が付いていて、ガラスを割った人は怪我をしているようです。
事情を聴いてもわけが分からないので、彼が助っ人を呼びました。日本語がかなり分かる人でした。
窓は住人の友人が割った。その友人は酒癖の悪い人で、昔のことで文句を言うので喧嘩になる。と言う事でした。
昨日は、その部屋の住人が留守だったのに、寝ていて起きてこないのかと思い、窓を叩き割ったという事でした。
そんなことを度々されては困るので110番通報をしました。パトカーが4台も来ました。
警察官立ち合いで、
「窓ガラスは私が手配して直す。料金を払え」
という条件で被害届は出さないことにしました。

こんなことがときには起きるのです。
不動産屋に依頼しっぱなしでは今時、半分も空き部屋になります。
私がここにいるから、何かと相談にのってやれるし、融通も利かせてやれるのです。毎月給料日前に3000円5000円と金を借りに来る者もいます。
住人は時々入れ替わるのですが、不動産屋を通したことがありません。出て行く人が後の人を紹介してくれるので空くときが少ないのです。
アパートの住人については全て私が交渉しています。言葉の分からない人が相手なので、結構難しいのです。私がいなくなってもこんな古いアパートが今まで通り、生活を支える足しになるのでしょうか。
そんなこともゆっくり話したいのですが、早くコロナ禍が治まって息子が心配なく来てくれるようになってほしいと思います。
                       2021年8月20日


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