見出し画像

再び夏隣

俳句帳から春の句でまだ発表してないものを探しました。
もしかしたら既に出したのもあるかも、その時はごめんなさい。
もうあと3日くらいしか春の句を出せませんので、棚卸です。

「岩削り山揺るがして雪解水」
いわけずり やまゆるがして ゆきげみず
糸魚川から大町へ出る間の深い谷で見た風景です。

「殉職の碑にふんわりと春の雪」
じゅんしょくの ひにふんわりと はるのゆき
妻が「雪100句」を作るというので電車で雪景色を見て回りました。
清水トンネルの近くで見ました。

「溺れ谷奥の奥まで春の海」
おぼれだに おくのおくまで はるのうみ
伊勢志摩へ行った時の句です。溺れ谷とはリアス式海岸のことです。

「語らひつ山道に踏む残り雪」
かたらいつ やまみちにふむ のこりゆき
平地では春になってから、日光山地の「切り込み刈り込み」という二つ続きの湖へ行った時の句です。

「老寡婦のたたずむ戸口八重の梅」
ろうかふの たたずむとぐち やえのうめ
ボランティア活動のクライアント、老婦人のことを詠みました、
 
「御言葉を聴きに行く朝梅白し」
みことばを ききにゆくあさ うめしろし
御言葉とは「聖書の教え」のことです。
若い牧師さんの講義を聴きに半年ほど通いました。

「朧月一番電車で連れてゆく」
おぼろづき いちばんでんしゃで つれてゆく
教会が遠かったので、朝早くに日曜礼拝に行く電車の窓からしばらくは残りの月が見えたものでした。

「夕暮れのタンポポの絮思い思い」
ゆうぐれの たんぽぽのわた おもいおもい
風に乗って思い思いに飛んで行く絮、落ちるところによって運命が変わる。
聖書にそういう例えがあります。
聖書の条文は後で探して書き込みます。

聖書の引用
ルカによる福音書8章4節から8節まで
さて、大ぜいの群衆が集まり、その上、町々からの人たちがイエスのところに、ぞくぞくと押し寄せてきたので、一つの譬で話をされた、
「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。
ほかの種は岩の上に落ち、はえはしたが水気がないので枯れてしまった。
ほかの種は、いばらの間に落ちたので、いばらも一緒に茂ってきて、それをふさいでしまった。
ところが、ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ」。こう語られたのち、声をあげて「聞く耳のある者は聞くがよい」と言われた。
(ルカによる福音書8章、と検索すれば続きを読めます)

2022年5月2日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?