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Yeahと言える関係性

私はピラティスのエデュケーターです。
正式にはWhole body educator。

インストラクターではありません。

間違って社長の前でインストラクターなんて言ってしまったら血相を変えて怒られます。クビです。

本当に怒られてるスタッフをオンライン越しで見ました。オンラインなのに雰囲気変わった瞬間が見えました。

エデュケーターとは知識を持った教育者。
人間を善良な人へ導くともどこかに書いてました。

インストラクターは指導者。指示、命令的な意味合いがあるそう。カウントするだけという認識を私はなんとなく持っています。あと何回これやりましょうのような感じ。

そして、
クライアントさんから先生と呼ばれてもクビになる。

今日もクライアントさんにそんな話をした。
先生って呼ばないでくださいね、クビになるからと。クライアントさんは不思議そうに厳しいんですねと言う。
前までは私もそう思ってた。


似たような言葉でも
その周りをまとってる微妙なニュアンスに差がある。


ピラティスで動きを伝える時、
その言葉のチョイスはかなり重要である。

ぎゅっとなのかふわっとなのか。
これならまだ簡単。

尾骨を恥骨に近づけてと
恥骨をおへそに近づけては
運動としては同じ方向性だけど
クライアントの動きは変わってくる。
お腹がぎゅっとなるのかすーっと薄くなるのか。
全く違う。

だがクライアントさんによってもその言葉にハマる人とそうでない人がいるもんだから、ハマる言葉を見つけていくしかない。

言葉の使い方ってすごく重要だ。

さらにはタイミングも大事。

私が通った養成コースでは
ピラティスを伝える手段として
触る、イメージ、言葉の3種類があると学ぶ。

イメージもプロセスは言葉だから
ピラティスする時はほとんど言葉を介してる。

イメージキューは例えば
マックシェイクを吸うように、とかである。
水ではダメでどろっとしたもので
吸うのが大変そうなマックシェイクだから良い。

言葉の繊細さを必要としてるから
社長も厳しいのだ。


私がマンツーマンで見させてもらっているクライアントさんで唯一海外の方がおられる。

言葉の重要度が高いことを伝えたく、
前置きが長くなってしまったが、
ここからが主題。

言葉の繊細さで動きが変わってくるのに
言葉が伝わらない状況。
どうしたものか。

救いなのは少しだけ日本語がわかること。
そして一緒にご飯たべたり、山登ったり、
お家に行き合ったりしたことがあるくらい
仲良くさせてもらってる関係性があること。

最初のころは英語に変換できなくて
全く言葉がでてこない。
でも、みる力とポイントを一つに絞ることが
できるようになる。
初めて、レッスンのなかで
黙ることを体験させてくれた。

英語ができないもんだから
ぺらぺらと喋れなくて黙るしかないともいえる。

旦那は英語がまぁそこそこ話すことができる。
海外の方と話してる時
”uh”とか”yeah”とか
言うて相槌を打っている。
なんだそれは、かっこいいじゃないか。
と憧れていた。

そして、私も少しずつ英語を使ってレッスンすることに慣れてくる。

だけど、日本語も少し混ぜながらになるため
とっても変な会話をしてると思う。

体重(weight)って言いたくて
ずっとヘイトって発音してたりすることもある。

そんな中、1番上手に言えるようになったのが
Yeah である。

もう、いっちょまえだ。

後輩からスムーズに話せてて
英語がなんとなく上達してる気がすると
言われたことがある。

多分、ちがう。

Yeahの相槌が上手くなったのだ。

英語ももしかしたら上手くなったのかもしれない。
だけど、それは英語を使おうとしてることそもそもが増えたからも大きい。
間違えてないかなとも思わず、まず言葉にしてみる。堂々と。
それができる関係性ができているから
yeahも堂々といえる。そこがでかい。

本当のコミュニケーションは
言葉の壁の前に相手との関係性。
聞いてくれてる、聞こうとしてくれてる。
そんな双方の在り方が重要なんだと。
言葉がなくてもジェスチャーができる。
手足を使って伝えたい思いをぶつけられる。


とりあえず
海外の方と話す時は”yeah”を堂々と言うことから
はじめよう。












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