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#12 「タコわさはいりません」では欲しいものは手に入らない

個人と組織の能力を最大化する伴走者
ナラティブサポートの上村です。

今回は、「目標は肯定的な言葉で」
という事についてお話をしたいと思います。

よくコーチングをしていて
「今日は何をテーマにしましょう?」
「達成したい事、変化させたい事を教えてもらえますか?」
と尋ねた時に、このような答え方をされる方がいます。

「部下を辞めさせないようにしたい」
「今度のセミナーで緊張しないようにしたい」

コーチングを受ける人の多くは
自分が欲しいものよりも
自分が欲しくないものを良く知っています。

脳は否定的な言葉をイメージできないという特性があります。
こういった言葉を使ってしまっても結局は
「部下が辞めているイメージ」
「セミナーで緊張しているイメージ」
を描いてしまっていて、そちらを達成しようとしてしまいます。

居酒屋に行って
「何を注文しましょう?」と店員さんから尋ねられて
「タコわさはいらないんですよ」
「枝豆もいらないですね」
「鶏の唐揚げもいりません」

「そうですか、では何が欲しいですか?」
「刺身もいらないし、焼き鳥もいらないし、お茶漬けもいらない」

「…………」

どうでしょうか?
これであなたが欲しいものが
届く事はあるでしょうか?

是非とも「欲しくないもの」ではなくて
「欲しいもの」を口にしてください。

欲しいものを口に出していかないと
欲しいものは口には届きません。

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