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#57 【ネタバレあり】映画「ディア・ファミリー」を見て感じたこと

個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。


前回、映画ディア・ファミリーを見た感想について少し触れました。
今回はネタバレありで、心に刺さったポイントを振り返っていきます。


本気の想いは人を動かす

大泉洋さん演じる主人公の坪井が家族を救うために自分の制限(予算の制限、時間の制限)を超えた行動をする姿に心動かされて、「予算がないから出来ない」「世間で30年かかると言われている研究分野だからそんなすぐには無理だ」と考えていた研究員たちが本気で研究と実装に向けて取り組む姿がまず印象に残りました。

本気の想いと、そこから生まれる行動に人は動かされる。経営者やリーダーにとって最重要ポイントだと思います。

キレイな世界だけではない

かたや、坪井が経営している中小企業の従業員は先の見えない設備投資や本業を蔑ろにしてるように見えて坪井から離れていく人も描かれていました。従業員にも自分や家族の生活があるので誰もが想いに共感できるわけではない現実も描かれていました。

「よんちゃんがどうして欲しいのかを考えようよ」

長女が両親にこういうシーンがありました。(よんちゃんとは病気になった次女の呼び名です。)この視点も仕事でもプライベートでもとても大切だと思います。映画の中でも彼女の命を助けてあげたいと考えるのが親としての当たり前であるけれど、自身の先を悟った娘からの願い(夢)に対して向き合った両親の姿に仕事、人との向き合い方の本質を感じました。

仕事においてもプライベートにおいても「こうしてあげることが相手のためになる」と信じて行動することがあると思います。しかしもしかすると相手はそんなことを思っていなかったり、それが負担や苦しみになっている可能性もあるのかもしれない。そう考えさせられました。

「次はどうする?」「次だよ次」

失敗はない。あるのはフィードバックだけ

NLPの18の前提

失敗したのではない。一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ

エジソン

という言葉もありますが、映画内でも家族みんなこの言葉を発していました。
諦めずに次の方法を考える、そのマインドと行動が最後に成功を産むのだと感じましたし、必ず何か好転はする、そんな可能性を受け取りました。

本当に素敵な映画でした。
仕事の意味、生きる意味、そこを考えさせられる名作だと思います。


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