ESを書く時に気をつけていたこと

学生の相談でESの添削をいくつかしたので感想と私がESを書く時に気をつけていたことをまとめました。
全ては私個人の感想です。

ダメなESの特徴

一言で表すと、読みにくいです。
体感で表すと、読み進めていく中で違和感が多いです。
違和感をこっちで文脈から意図を汲んで解消しないといけないので頭を使います。
段々と読み進めるのが辛くなってきます。
また、「言語化能力低いな。共有とか議論とかコスト大きそうだな...。」と印象を持ちます。

違和感を感じる主な3つのポイント
・文章の前後関係が離れている
・主語同士の関係に対して、繋ぐ表現が適切でない
・ストーリーでない == 一方的な主張である

文章の前後関係が離れている

具体例
「今回、インターンに志望した理由は〇〇の能力を伸ばしたいからです。最終的には〇〇を作れるようになりたいです。」

読めなくはないですが、違和感があります。
「〇〇の能力を得た結果、明らかに〇〇を作れるようになる」と一般的に伝わるものならいいですが、過程を含む場合は違和感の元になります。

極端な例
○「正しい魚の捌き方を覚えたいからです。美味しいお刺身が提供できるようになりたいからです。」
△「指の筋肉を鍛えたいからです。火を出せるようになりたいからです。」

マスタング大佐を知っている人なら下の文章も違和感ないかもしれない(極論)ですが、読んだ時に頭の中でイメージができないもの(暗黙知を含むもの)は避けた方がいいです。

主語同士の関係に対して、繋ぐ表現が適切でない

具体例
「本インターンの目標である〇〇に加えて、個人でも〇〇という目標を立てようと思っています。」

読めなくはないですが、違和感があります。
本インターンの目標という事実と、目標を立てるという不確定な事実が「加えて」という表現で繋がっているので違和感の元になります。

切り分ける
「本インターンの目標である〇〇とは別に、個人でも〇〇という目標を立てようと思っています。」
状態を合わせる
「本インターンの目標である〇〇に加えて、個人でも〇〇という目標があります。」

ストーリーでない == 一方的な主張である

具体例
「自分が最近興味を持っているものは〇〇についてです。最初興味を持った理由は、〇〇ができなかったためです。(<-この2つに関連はない->)自分が毎日使っている〇〇で、何故〇〇ができるのかという点が大変興味深く思います。」

読めなくはないですが、違和感があります。
「結論→具体の理由→別の理由→結論」という構成でした。
今までの要素の複合でもあります。

流れがないので一方的に主張されているような印象を受けてしまいます。

ストーリーにする
「自分が最近興味を持っているものは〇〇についてです。最初に興味を持ったきっかけは、学校の課題で〇〇をする必要があった際にできなかった時です。理由を調べるために〇〇について調査をしていく中で、自分が毎日使っている〇〇で、何故〇〇ができるのかという点について興味深く思いました。」

※個人的に「人はストーリーで理解する」という考えがあるので違和感があるだけかもしれません。

改善方法

改善は簡単で、実際に学生には上記の違和感の具体例と以下の構成だけ伝えました。

構成
・結論
・現状
・背景・理由
・理想
・結論(理想と現状を埋められるという明示)

意識することは、読み終わった後に相手が「確かに」「なるほどね」「なんでこう考えたのだろう」となるようにすることです。
そうすれば、面接では自分のより深いところを話せるからです。

具体例: インターン志望理由の場合
・結論:大規模サービスでの開発を経験したいから参加したい。
・現状:大規模サービスでの開発を行ったことがない。
・背景、理由:個人サービスや大会でサービスは作ったが大規模サービスを考慮する機会がなかった、就活を通して話を聞く中で長期的に運用できる開発を学びたいと思った。
・理想:長期的に開発、運用が可能で、チームでの共有も低コストな開発を学び、事業推進に貢献できるエンジニアになりたい。
・結論:このインターンで学べると考えたので参加したい。

あとは文章にするだけです。

今回、志望した理由は「大規模サービスでの開発を経験したい」と考えたためです。
私は、個人や大会でサービスを開発、運用したことはありましたが、大規模での運用を考慮する機会はありませんでした。
私の「事業推進に貢献できるエンジニア」という理想のためには「長期的に開発、運用が可能でチームでの共有が低コストな開発」の経験、知識は必須だと考えています。
今回の「大規模サービスの開発」の中で上記のスキルを経験することで技術者としての成長のための知識と、今後の就活においての正しい判断の材料となる知識を得られたらと考えています。
以上の理由で、インターンを志望しました。

以下おまけ

おまけとして、自分が意識していたことを書きます。

・違和感がなくスラスラ読める文章であること
・ストーリーで背景を含めて納得感があること
・ESで面接を終わらせるようにすること

違和感がなくスラスラ読める文章であること

既に書いたことですが、違和感なく読めることで相手の脳みそを文章でなく自分に向けてもらえるためです。
物語を読む時に自然に頭の中で情景や人物像が構築されることがあると思います。

ストーリーで背景を含めて納得感があること

インターンでも選考でも

・本人にとって参加してもらうことに意味がある(持って帰ってもらえるものが多い)
・企業にとって参加させることに意味がある(検証ベースで得られるものが多い)

という人を通過させます。
ので、読んだ後に「確かにこの人は参加した方がいい」という納得感があるESにしないといけないです。

ESで面接を終わらせるようにすること

納得感と似ていますが、ESで現状、背景、理想を伝えて「確かにこの人は参加した方がいい」という状態にすることで、「何故そう考えたのか?」「いつ頃からこのような思考をしていたか」など、面接では自分のより深いところを話せるようになります。

そのため私は、ESで面接を終わらせて、面接では雑談をするという認識で書いていました。

最後に

スラスラ〜と30分程度で書いたので、全てではないですが私の体感としては書きたいことは書きました。

こんな感じでスラスラ〜と書くことが今後もあるかも👋

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20新卒のエンジニア。DeNA。個人事業主。事業推進に貢献できるエンジニアを目指してます。 自分の経験や失敗を公開することで、ビジネス×技術を目指す方の選択肢を広げられたらと思います。
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