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砂漠レース250kmとは?

アタカマ砂漠・サハラ砂漠・ゴビ砂漠・南極の4つで構成されるステージレース。それぞれ7日間かけ、6ステージで約250kmを走ります。私が参加したのはThe racing planet主催のサハラ砂漠・ゴビ砂漠でのレースです。

その際の体験をメモランダムに記載します。当時(2014年ころ)情報なので雰囲気だけでご理解ください。正確にはご自身でご確認することをおすすめします。

*top写真は2014年SAHARA RACE(JORDAN)ゴール後ペトラ遺跡前で撮影。この年はエジプトはテロ関連で開催できずヨルダン。

砂漠レースってなに?

ざっくりいうと、海外の砂漠で開催されていてる距離250kmで7日間で走り切るランニング大会。

いくつか種類はあるみたいですが私の参加したのは香港に本社のあるThe racing planetという私企業が主催している大会です。

以下HPから抜粋

レースは世界中からメディアの報道を獲得しています。TIMEマガジンは、4デザートウルトラマラソンシリーズを2年連続で世界のトップ10耐久イベントの1つとしてランク付けし、BBC、CNN、NBC、ABC、ESPNなどのオンライン、ソーシャル、テレビメディアを通じてレースが取り上げられました。「砂漠ランナー」と呼ばれるドキュメンタリーは、世界中のさまざまな映画祭で高く評価され、現在Netflixで視聴できます。

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レースの特徴は、self supported にて実施される点。9L/dayの水、食事用hot water、テントは提供されるが、それ以外生きてゴールするためのあらゆるものは背負って走る訳です。

基本的に4desert (Atacama/Gobi/Sahara)でのレースを毎年実施し、2つ以上クリアした人は南極でのレースに参加権がもらえます。私も参加権はありますが未参加。

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砂漠レース概要一覧

◯参加費 3000ドル程度(30万円以上)/race
◯距離:250kmを6stageにわけ、1日1stageづつ走る。(40kmx4stage/80km x1stage/final stage10km程度が目安)

◯装備:スタート時点でかなり厳密に装備チェックを受けます。ウェアや食事、ファーストエイドなどたくさん。。

◯留意点:Self support度合いや走行距離、地域など主催者によって異なるStage raceとは?複数日に渡りレースを実施。

◯参加者:20カ国くらい200名程度/レース。日本からも10名程度参加。ランニングやトレイルで鍛えた方もいれば、山系の人もいる。無邪気に面白ろそうと参加している方もいる。

◯そもそも砂漠って?wikipediaより抜粋

砂漠とは、降雨が極端に少なく、砂や岩石の多い土地のこと。 年間降雨量が250ミリメートル以下の地域、または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域などの定義がある。
植物がほとんど生息せず、水分も少ないため、気温の日較差が激しい

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砂漠レースまでの流れ(エントリー→スタート)

①4desert.comに行き、参加希望のraceにエントリー(仮で大丈夫)
②120日前までに費用を支払う(ここまでで最終意思決定)
③サイトに掲載のある必携品リストに従い持参品を整える(手抜きできない)
④医者の診断書、保険契約、条件合意書面を提出(必須)
⑤ start日前日のbriefingに参加できるよう移動(start,goalは同じホテルが基本)
⑥ briefingでは全体注意・説明が行われる
⑦ 荷物チェック(必携装備などはないとレース参加できない、厳格)
⑧ スタート日前日ホテルから出走地点まで移動しテント泊
⑨ 朝食後、いよいよスタート

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レースの特徴

◯Check pointが10kmごとを目安にあります。
ここでは1.5リットルの水を受け取れます。ここまで一旦たどり着ければ命はつながっています。少し休んで次へ進むもよし、そのまま進んでみるのもよし。

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◯道標はpink flag
自然の中、砂漠の中ではとても色合いのピンクの小旗が地上50cmくらいところにはためいています。200mにひとつ程度ありますのでまず迷うことはないはず。ただ前に走っている人がいない状況の際は見失いガチで2時間彷徨ってたという方と遭遇したこともありました。

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◯レース中の生活
トイレはない
です。道から少し外れて自然と向き合うのです。一日のランを終えてテント生活時はトイレはあります。ただし基本、穴が掘ってあり、簡易の仕切りがあるだけです。青空の空間のほうが快適だと私はおもいます。

テントは相当簡易です。雨が降れば当然漏ってきます。まあ壊れることはないと思います。ギュウギュウなので自分のスペースは80cm x 180cmくらいかと思います。

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食事はテント近くのお湯の配給場から湯をもらい、自身の持ってきたラーメンやその他の食べ物を温め食します。味と量に拘ると重くなるので身体が次の日に動きそうな最低限度(カロリーとエネルギー転換率を考慮)を持参すること。

水にこまることはほぼないと思います。到着後のテントで9リットルでほとんどのことは処理できます。あ、もちろんお風呂シャワーはないです。レース中、テント近くに川があったので入ってみたことがあります、が、奇跡的です。

景色、絶景に遭遇できます。コース設計は緻密になされているので苦しみと喜びを交互に与えられることでしょう。たいがいは苦しい連続した山登りやアップダウンですが、ある瞬間に開けた最高の眺望を見ることができます。

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次回以降、以下まとめ予定

◯レース攻略法
 Training(トレーニング)方法
 Equipment(装備)
 running ware(走行時のウェア)
 Run(走り方)
 Mind(気持ち)
◯参加のメリット・デメリット
◯参加体験から学んだこと、仕事に生かしたこと

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