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伝統工芸xライブコマースは成り立つか?

「ライブコマースで工芸品を販売します!」というプレスリリースを出しました。もう10日ほど前ですが。そして44媒体に掲載いただきました。主に以下のサイトなどです。All About NEWS・株式会社オールアバウト/現代ビジネス 株式会社/時事ドットコム ・株式会社時事信社。。

ECのミカタさんのサイトに掲載された内容を転記しておきます。

嬉しいことに、反応としては複数ありまして、たとえば
−地域の産品をライブコマースで販売してほしい、トライしてみたいとの声が複数の県から。
−(映像関連に携わる方がお詳しいようですが、)blackmagic社のATEM Mini proのサンプル使用依頼。複数の画像を手元スイッチャーで切り替えれる機材。

−WEB媒体での記事にするための取材依頼

今回noteではWEB媒体の取材に聞かれた数点をアレンジして記載しておきます。



●ライブコマース実施のきっかけや狙いはなにか?

伝統的工芸品の市場規模はピーク時の5分の1といわれいてます。以下以前記載していた、文面です。そして、それらの背景のなかコロナの影響で、百貨店の停滞、展示会の中止などで工芸品、商品の出口が減少しています。さらに、ある県の産業振興の担当者から工芸品の実績が昨年対比60%減などと聞き及んでいました。

ただ、各種補助金でオンライン販売を加速させる施策があるのも事実です。様々な方法でオンラインの販売をトライできるようになっています。他方、”地方ではデジタル化人材が不足している”と前述の県担当者から。。

自分たちにもできることはないか?と思案していました。

立ち返ってみると、工芸品の販売の特徴として、背景や工夫、こだわりをきちんと理解してもらい、「なるほど」と思っていただくことが大切に思っていることに気がつきました。

そういう意味で、ライブコマースは親和性が高いと思ったわけです。

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以下クリックすると、これまで数回の配信をみれます。スイッチの押方がおかしかったりしますので、スタートから5分くらいのところから視聴してみてください。

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●ライブコマースのサポートでは、実際にどのようなことを行っているのか?

県に提示させてもらった資料から抜粋です。工芸版の”ジャパネットたかた”というイメージでしょうか。

配信概要と配信までの流れなど確定して運用するサポートしています。初めてのことで不慣れですが、カメラ周り、設定周りはインターンの方々にサポートしてもらっています。当日トークの台本の基本はプロに作成してもらうべく準備中です。現時点(2021年7月時点)はまだドタ勘で実施しています

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●現時点での、企業や職人さん、消費者の反応について

現時点では5回ほど実施している段階ですのでまだ十分な手応えはないですが、ここまでの感触というと。

<つくり手側>
→ 配信の際に来場いただいたり、電話でコメントもらったりしています。
・なんでも新しい方法を試してみたい
・自力で新しい顧客を開拓する力が十分にないのでありがたい
・直接ちゃんと聞いてくれていて反応してくれて意外と売れてたのしい

→ 積極的に協力いただいています!これからも続々とお声かけしながらいいモノとこだわりを伝えらえればと思います。


<消費者>
→ 視聴者。まず数回仲間内で実施しながら閲覧者が増加しています。

・売り手や作り手の方から直接話が聞けるのは、コンテンツとしても魅力がある
・工芸品のあれこれについて知らないことも多く面白い
・あれこれ聞いて本物を使ってみたい

→ 実際に包丁がイタリアに売れたり、江戸切子が中国に売れたり、もちろん国内の視聴者さんからも注文いただいています!納得して理解して購入いただけるのは楽しいです。

<配信のモバイル画面スクーンショット。>

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●ライブコマース×伝統工芸の今後の可能性は?

まだまだこれから成果がでるかトライではありますが、これまでの感触は悪くないです。現時点では、築地の配信スタジオから配信しています。時には作家さんに来場いただいたり、配信時に電話してスピーカー音を拾ってそのまま配信したりなど様々な方法で行っています。

今後は、ATEM mini proというスイッチャーを使って2地点中継的な配信を検証していきます。私個人としては、少し世の中が落ち着いたら現地工房からの配信を行ってみたいです。職人さんと語りながら、(酒飲みながら、、←ホンネ)こだわり点や難易度、伝統、チャレンジを根掘り葉掘り聞きたい。

そしてこれらはプロデューサーを入れて検討しているところだが。視聴している方の旅心をくすぐるようなコンテンツづくりをキチンとしたてていきたいと思っています。

これらを旅行業やその他事業会社とのコラボで実現できないか企画を詰めています。大手のその種の企画から工芸コンテンツの相談を受けることも多々ありますので。これらの背景があったので、以下のような一般社団法人を設立しています。

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●ライブコマース以外に、どのような新しいツールの活用や取り組みが今後想定されるか。

メモ的に記載しておきます。まだ相当距離はありますが、徐々に取り組んでいきたい、そして”兆しのあるテーマ”です。
・越境ライブコマースで国内の窯元を当地の留学生とともに配信などのスキーム
・工芸ソムリエ検定(工芸の語り部を資格化)
・バーチャル空間でのコマース(VRコマース)+旅気分とセットになるのではないか。

さてメモランダムでの記載は以上です。

これから定期配信していきますので以下LINEから追加ください。もししたら限定クーポン情報なども発信していけるかもしれません。。

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これらの活動をご一緒に盛り上げていくれる、工芸の現場から発信されたい方や、ITスキルのある方、マーケティングが得意な方と一緒に実施していきたいと思っています。ご関心ありましたら自己紹介とともご連絡をくださいませ。

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