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離乳食が大変? ならミルクパンを買えばいいじゃない(ほうじ茶ラテレシピつき)

よく「離乳食が大変」って聞くのだけど、そりゃあ離乳食だけ作ってたら大変だと思う。ズボラなわたしなりの、離乳食への対処法を書いてみたいと思います。

1. 離乳食なんかやらない
という猛者が知り合いにたくさんいました。ギリギリまで母乳&ミルク、たまに固形食、そのまますんなり普通の食事ってな感じでした。「米粒がまんまウンチで出てくるからウケるよ」とか言ってました。お子さん、大丈夫です。元気です。二人目以降だとそういうご家庭も多いようです。

2.ベビーフードで乗り切る
長い人生、離乳食の時期なんてほんのわずかです。しかも、本人は覚えちゃいません。「ママの人参ペーストは最高だった!」とかいう赤ん坊がいたらちょっとヤバいです。いいんです。たった数か月です。ベビーフードで乗り切りましょう。粉末をお湯で戻せばおかゆになるもの、野菜ペーストになるもの。おいしいリゾットなど、ベビーフードは種類も豊富です。大企業の専門家たちが、最適化された技術で、素人がつくるよりよっぽどおいしくて安全なものをつくってくれています。イオンで爆買いして乗り切りましょう。ちなみに、手づくり派でも、外出先で食べさせる場合は、必ずベビーフードにしましょう。家で作ったやつなんか、ウイルスのかたまり、雑菌の温床、カビのパラダイスです。わたしはケチでズボラだけど、そういうところは譲れません。わたしは潔癖症です。手づくり弁当なんてくそくらえだ!!

3. それでも作りたいなら、道具をそろえよう
離乳食に文句を言う前に、まずは道具をそろえましょう。物事を楽に進めるにはなんでも、事前準備が必要です。そろえる道具は以下のとおり。気分のアガる、おしゃれでかわいいものにしましょう。
・冷凍保存用の小さな容器をたくさん(100均でOK)
・専用のまな板(わたしは25cm角くらいの小さくて薄いものを買いました)
・ミルクパン(わたしは月兎印を愛用中・見出し写真参照)
・バーミックス(推奨)/フードプロセッサー/ミキサー

※まな板について
まな板って結構不潔なので、赤ちゃん用の小さいものを用意しておくといいです。離乳食を卒業しても、果物やトマトを切る際に重宝します。わたしは潔癖症です。自分ちのキッチンほど信用していないものはありません。

さて、離乳食には様々な段階があります。それぞれ見てみましょう。

初期: まず暇なときに、炊飯器でゆるゆるおかゆを炊きます。段階に応じてバーミックスつっこんでもいいですね。百均にあるマッシャーとかでもいいかも。おかゆは小さな容器に一食分ずつ分け入れ、冷凍しておきます。食べさせたい野菜などはミルクパンで茹で、バーミックスをミルクパンにつっこんでガーとやり(たいへんだけど一気にすり鉢でやってもよし、食材によってはマッシャーもいけるかな? フープロやミキサーでもいいよ、量によるけど)、これまた小さな容器に一食分ずつ分け入れ、冷凍。チンして食べさせます。ズボラが進むと、おかゆの上に野菜ペーストをかけた状態で冷凍するようになります。初期はしゃーないので、ちょっとだけがんばります。

中期: ここからが本領発揮。大人の食事と同時調理します。たとえば大人の食事がカレーだとします。ごはんはふつうに炊いておきます。コンロにミルクパンをセットします。ミルクパンに炊けたごはんを子供が食べる分だけ入れ、水を入れ、火にかけ、やわらかく煮て即席おかゆをつくります。大人のカレー用に人参やたまねぎなど野菜を切りますね? そのときのひとかけらを、専用まな板で子ども用にみじん切りにします。みじん切りの野菜をミルクパンにぶっこみます。味付けすれば、子ども用のリゾットが完成です。おっとタンパク質が足りませんね。白身魚はつねに冷凍しておきましょう。指でひねりつぶしながらミルクパンにぶっこめばOKです。調理用ハサミでチョキチョキしながら具材を入れるのもよいですね。大人が店屋物の日はどうするかって? そんなん子どももベビーフードっしょ!

後期: 中期といっしょです。野菜の切り方をちょっと大きく変えるだけです。即席おかゆもつくらず、ミルクパンでつくった薄味スープや味噌汁をごはんやちぎったパンにぶっかけるくらいでよいでしょう。

離乳食が大変ならミルクパンを買えばいいじゃない。そう、離乳食は、大人と同時調理すればいいのです。ミルクパンがいいのは、離乳食最頻出メニューであるおかゆやリゾットが少量でもうまくできるからです。大人の味噌汁つくりながら、となりのコンロで薄味&少量の味噌汁がつくれるのです。

離乳食を卒業すると、子どもも大人と同じものを食べ始めます。長いようで短い離乳食期間。子どもが大人と同じものを食べるようになると、それなりに別の気をつかうようになります。わたしは辛い食べ物が好きで野菜炒めには豆板醤を必ず入れるような女でしたが、そういったことが一切できなくなり苦しい日々です。自分の味噌汁に七味を山盛りかけるなどテーブル調味料で思いをまぎらわせたりしています。上に出ているような、辛いカレーもしばらく食べられません。離乳食は大変だけど、大人が自分の好きなものを食べられる貴重な機会です。楽しく調理して、おいしいごはんが家族みんなで食べられたらなって思います。

追伸:
とにかくミルクパンは最高です。離乳食が終わっても、超使えます。しけたごまを煎るのにもいいし(フライパンだと大きすぎるんだな、テフロン系だと乾煎りできないし)、もともとの用途通りミルクをあたためるのもいいし(なぜかチンよりおいしい)、ミルクティーもおいしくできるし。腐りそうなイチゴやリンゴ、食べきれない梅干しとかあったら砂糖といっしょに軽く煮れば、即席ジャムもできる。
そして、個人的に威力を発揮するな~と思うのが、ほうじ茶ラテ。なんと緑茶からできるよー! 賞味期限きれたのとか飲みきれないもらいものの茶葉があったらぜひ。寝るまに飲むと落ち着くよ。
 1. ミルクパンに緑茶葉を入れ、弱火~中火にかけます。いい香りがして茶葉が茶色くなるまでゆすりながら煎って、ほうじ茶にします。
 2. そのままそこへコップ1/3の量の水を入れて、1分ほど煮出します。
 3. コップ2/3量のミルクを入れ、沸騰しないよう温めます。
 4. コップに濾しながらそそぎます。
 5. ギャーおいしいよ! 砂糖をいれてもいいよ!

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