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「お酒のカロリーは太らない」って本当?

こんにちは。
あなたの「なりたい」を応援する管理栄養士
成松由佳です。


今日のテーマは

「お酒のカロリーは太らない」って本当?


アルコール自体にもカロリーがあり
1gあたり7.1kcalと言われています。


「お酒のカロリーは
 体脂肪として体につかないから
 太らない」

と言われることがありますが
本当でしょうか?


アルコールは体脂肪にならない?

アルコールを摂取すると
胃や小腸から吸収され
肝臓で分解され

最終的には二酸化炭素と水に
変わります。


この過程で、
アルコールのカロリーは
熱として消費されることから

「アルコールは脂肪にならない」
と言われています。


ただし、
代謝の過程でできる酢酸が
体脂肪合成に使われることもあるため

「全く体につかない」とは
言い切れません。


アルコールで太る理由

アルコールのカロリーは
体脂肪になる可能性もあるものの
多くは熱として発散されることが
分かりました。


ただし、
アルコールのカロリーを消費している間
それ以外のカロリー消費は後回し
なってしまいます。

アルコールの分解によって
産生される物質が
糖や脂肪を燃やす経路を
働きにくくする
ため

結果的には体脂肪がつきやすい
状態になっています。


さらに、アルコールは
消化酵素の分泌を増やし、
胃の働きを活発にするため

消化が進みやすく、
食欲増加にもつながります。

「アルコールで太る」のは
アルコールだけの影響ではなく
一緒に食べるものの影響にも
注意が必要です。


飲酒の適量とは?

お酒の飲み過ぎは
単に太りやすくなるだけでなく

メタボリックシンドロームや
高血圧、糖尿病、脂質異常症など
さまざまな病気と関連しています。


「健康日本21」では
「節度ある適度な飲酒」として

1日平均純アルコールで
20g程度にするよう
推奨されています。


お酒に含まれるアルコールの量は
以下のようになります。


いつも飲んでいるお酒の
アルコール量を
ぜひ一度計算してみてくださいね。


多いなと思った方は
少しずつでも減らしていきましょう。

・ノンアルコールや炭酸水に置き換える
・小さい容器のものを選ぶ
・飲む分しか買わない、冷蔵庫に入れない

などの工夫がおすすめです。


お酒を飲んではいけない訳では
ありませんが、

長く楽しみ続けるために
「適量」を心がけたいですね。


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。



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【参考】(2022.2.18閲覧)
厚生労働省 e-ヘルスネット
 「アルコールのエネルギー(カロリー)
アルコールの消化管への影響
飲酒のガイドライン
飲酒量の単位

「人体の正常構造と機能 改定第3版」日本医事新報社(2017)p296

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