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口内炎で歯医者に行くことは恥ずかしいことじゃない

最初に懺悔をさせてくれ。
ごめんなさい、ワイは口内炎をナメていた。

「口内炎は自力で治すもの」その概念がぶちこわされた話をしたいと思う。

カタル性口内炎
直接の原因となるのが、物理的な刺激や傷です。刺激を受けた部位に傷ができて細菌が繁殖することが、主な発症原因と考えられています。


血に染まった鍋パーティー
 
先週の水曜日。
Nくんと平和に鍋をつついていた時の事。
ワイは最近通っているライカレの事を楽しそうに話していた。
 
「そんでさ~ライカレでさ~げぎゃっ!!!!!!!」
 
「ん?どしたん?」
 
「唇かんだぁあぁぁぁぁ」
 
「あーあ。みしてみ」
 
「あい」
 
「うわー血でてる」
 
「うわぁぁぁぁん」(子供かw)
 
 
下唇の裏側を前歯2本で思いっきり噛んだのだ。
すぐに白い膿が溜まったような傷になり、口内炎と化した。
 
 
とりあえず自力で直そうとしてみた
 
口にできた白い水たまりは全部で3つ。
どんな噛み方をしたら一度にこんなに穴が開くのか教えて欲しい。
 
まず塗ったのはこの薬(先週の木・金)
※一応裏面に「口内炎」とある。

 
 先週つぶやいた際、歯科衛生士のフォロワーさんから歯槽膿漏の薬は効かないし病院に行くことを勧められていた。
しかしライターの課題で追われていたのもあり、口内炎くらい自力で治るっしょと思っていた愚かなワイ。
※ちなみに歯槽膿漏薬の効き目は皆無だった。
 
ビタミンが良いという情報と、妹から勧められて「チョコラBB」を購入し、飲み始めた。(先週の土・日)

これもおしっこが濃い目の黄色になったくらいで変化なし。

 ご馳走を食べるイベントの2日前に口内炎ができ、ちからワザで直した記憶を思い出し、市販の「口内炎パッチ」を試してみることに。(日・月・火)

写真に対してちっさっ

昨日のお昼ご飯は卵かけ納豆ごはん(流動食)を食べ、肉まん(流動食ではない)も右の奥歯で食べた。

 水もストローで飲んだりして、ドラマ撮影中の女優気分を味わったり。

夕ご飯は「カレイの煮つけ」「ほうれん草」「パンプキンスープ」「もやし卵しめじの炒め物」「イカと里芋の煮つけ」というメニューで(全部手作り・うそイカは缶詰★)時間をかけて食べました。カレイの骨が右奥歯に突き刺さって大騒ぎしたことをのぞき、無事完食。

 自力で治す努力もむなしく…

そして夕飯が終わり、再び鏡で患部を見たところ目を疑う光景が。 

「え??????悪化しとる」

白い膿の近辺が赤黒くなっていたの。(昨日はなってなかった)

それを見た後は口内炎部分に心臓が乗り移ったようにドクドク波打つ始末。
あまりの激痛と恐怖にクラクラしてきた。

何も手につかないのだ。

毎回楽しみにしているご飯は激痛。
スナック菓子はおろか、お酒も飲めない。

これは軽く地獄だ。

痛みを気にせずに物を食べていた時代が、走馬灯のように浮かんできた。

あの頃は……よかったなぁ。(遠い目)
かすみゆく意識の中でそんなことを思っていた。(つまり昨晩は早めに寝た)

ついに歯医者を検索

ー翌朝ー

何もしていないのにジンジンと強い痛みに襲われていた。

身の危険を感じ、歯医者を検索。

Nくんも受診を勧めてきた(きっと隣でずっと痛い痛いうるさかったのだろう)

会社の昼休みにやっとこさ受診した。

ここで補足したいことがある。

ワイは歯医者がこの世で一番苦手だ。
できることなら関わりたくない医療機関である。

 しかし、行かなかったらこの口内炎はどんどん肥大化して、いつかそれが破裂してミンチ肉みたいになって死んでしまうと、本気で身の危険を感じた。(そういう漫画の見過ぎ)

 そしてついに施術台(拷問台)にのる時間がやってきた。

 「今日はどうしました?」

「口内炎が大きくなってひまって……モゴモゴ(うまくしゃべれない)あ、みせまふね」

「けっこう大きいですね。じゃいまからレーザー当てて薬だしますね」

 

れ?

 

れぇざぁ!?!?!?!?!?!?!?!?

 

(先生?「ちょっと今からコンビニいってきますね」のトーンで言いましたが)

「レーザーですか……?」(めちゃくちゃ怯えた声)
 
「レーザー当てたら、傷に当たっても痛みを感じなくなって、軟膏塗ってたら3日で治るので」
 
それは魅力的である。
 
来週の14・15はLGBTメンバー10人くらいでキャンプに行く約束があり、骨のついた肉とかを何の障害もなく食べたい。
 
その為にはおとなしく焼かれよう。
 
意を決した。
 
「わかりました、では当ててください。レーザーって痛いですか?」
 
「少し痛みを感じると思いますが、弱めに当てていきますので、我慢できなくなったら右手を挙げてください」
 
出たよ、右手を挙げてください詐欺。
ワイは過去、この詐欺に何度も騙されてきた。
 
右手を挙げて、痛みがなくなったことも、止めてくれたこともない。
 
「はいもう少しがんまりましょうね~」と言われて無理やり手を下ろされるオチだ。
 
右手はぜってぇ挙げねぇ。

そう心の中で誓い、返事をした。
※ちなみに詐欺に合ったのは地元のおじいちゃん歯医者

「ちょっと風がでますよ~」

ゴォーーーーーキュイーーーーーーーンン

すいません,先生。

レーザー当てるのに風、いりますか?


そう問いかけたかったが、哀しくも口を開けているので問いかけられず、顔にタオルをかけられた。(タオルはありがたい)

レーザー照射時間は結構長く、1口内炎につき、3分はあったと思う。

最初はまだ大丈夫だったが、

「大丈夫ですか?」

「はい」

「大丈夫ですか?」

「はい」

と2回くらい繰り返した後で、先生は少しパワーレベルを上げたと思われた。

叫ぶほどではないが地味に痛い。じりじり痛い。でも右手は上げたくない。

目をぎゅっとつぶり、5年前に亡くなったミニチュアダックスフンドのポクと、おととし亡くなったポクの息子のマロの2人が仲睦まじく毛づくろいをする姿や、芝生でマロにボール投げをしてボールを加えて走り寄ってくる姿などを思い浮かべた。

ポク・マロ元気だったかい?もうすぐそっちに……いくからね。まってて……ね。

三途の川が見えてきたくらいで「はい、終わりましたよ」との声。

ポクとマロは「ゆびちゃんはまだこっち来なくていいよ」と三途の川の向こうで手を振っていた。

 ー施術終了ー

レーザーを当て終わった部分を鏡で見せてもらう。

これ、クリームブリュレやないかい。

純粋にそう思った。

先生曰く、表面をレーザーで焼いてかさぶたみたいにしたとのこと。

**焼いてたんかい。(初知り)

**

きっと施術前に言うとこの女は必ず騒ぎだすと思って伏せていたのだろう。
先生の優しい心遣いだ。
 
軟膏をもらい、病院を後にする。
レーザーと軟膏代合わせて2010円だった。
まって、めっちゃ安くない?神認定のミシュラン歯医者ですか?
 
感想:めっちゃ怖かったけど、マジで行ってよかった。そして早くいけばよかった。

 
今回学んだこと
・口内炎で歯医者に行くことは恥ずかしいことじゃない
(歌うたいのバラッド風に★)
・レーザーは麻酔なしで即実行される(拒否権はなし)
・多少の痛みは伴う(軽く三途の川がみえるくらいですかね)
・終わった後、風のせいで唇がカピカピになる
・最先端技術なのに以外に安い(これは歯医者による)

 先生に「歯もかなり汚れがあるので、来週しっかりみますね★」といわれたので、来週も行くことになりそうです。(震)

#歯医者 #口内炎 #日記 #エッセイ #おもしろエピソード  
 

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