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マンションの管理とは

戸建てVSマンションというテーマは、答えがないにもかかわらず、永遠の関心ごとと言っていいくらい、人気のテーマとして、いろいろな視点から語られます。

今日は、戸建てにはない、マンションの最大の特徴の一つ、マンション管理について取り上げたいと思います。

言わずもがな、マンションは戸建てと違い、住宅の外部(共用部分)が自分だけの持ち物ではありません。専有部分である住宅の内部なら自分の判断で手入れや修繕をすれば済みますが、共用部分は勝手にはいじれません。そこで重要になるのが、長期修繕計画を含めたマンションの管理です。

1)マンション管理の自的
・共用部分のメンテナンスを行い、所有者全員の共有財産の価値を守る。
マンションにも耐用年数があり、長い年月雨ざらしになるとあろこちの劣化が始まります。各部分の耐用年数を把握し、適切なメンテナンスを行うかどうかでマンションの寿命や資産価値(設備の機能や防水性、構造の安全性、全体の美観など)も変わってきます。
・入居者がお互いに気持ちよく暮すための共同生活のルールを維持する。

2)具体のマンション管理業務
 主な業務内容として、次の4つが挙げられます。
・共用部分の清掃、設備点検、修繕
・来訪者の応対、補修工事やゴミ収集の立ち会い、連絡事項の報告など
・管理運営に関わる予算案の作成や収支状況の報告などといった組合の会計
・管理費や修繕積立金の徴収

3)誰が管理するのか
マンションは所有者全員の共有物でもあるので、物件の管理は所有者が共同で維持・管理していかなければなりません。この管理の主体となるのが「管理組合」です。所有者は全員、管理組合に参加しなければなりません。
上記2)に出てきたような実際の管理業務は、管理組合の総会で選ばれた理事会が担当し、さらに管理会社などに業務の多くを委託するといのが通常のケースです。

ただ、管理組合という組織は、たまたまご縁のあった方々が、いろいろな価値観を持って集まる組織です。理事長は輪番制をとる場合が多いですが、個性的な理事長になった年は、いろいろなことが例年とは違ってきたり、無責任な発言に振り回されたりした、という話も聞きます。

そういった細かな部分を、プロの視点から適切にアシストしてくれるマンション管理会社に入ってもらうのは、ランニングコストがかかるとはいえ、入居者の負担を軽減してくれるでしょう。

マンションは、建物全体の維持・管理・長期修繕がその後の住宅の住みごこちや資産価値の維持にとって重要になるものですから、きちんと長期修繕計画を策定しているか、しっかりとした管理業務を行う管理会社(自主管理であっても、きちんとした体制が取れているか)が重要となります。

あなたの買おうとしているマンションは、大丈夫ですか?

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