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今さら聞けない、不動産販売広告の見方

教訓:大切な情報は、大きな見出し文字よりも小さな文字にある

不動産広告を見ると、大きく書いてあるコピーにまず目を惹かれます。このコピーには、物件の安さや交通の便、設備の充実など、セールススポイントが表現されています。ただし、これはあくまで売主側のセールスポイントを打ち出したものです。むしろ、目立たない小さい文字で書かれた物件のデータ(「物件概要」)に物件の状態や、入居後の生活に影響してくる情報が集まっています。不動産広告をチェックするときにはそれらの情報を読みこなすことが肝心です。
それでは不動産広告の見方についてみてみましょう。

住所はどこ?
例:所在地/○○県○○市○○区○○街○○番地
・建物の敷地の登記地番です。住居表示ではありません。
・あなたの買う物件の所在地をよく確認しましょう。
・通学できる学校も調べましょう。

駅から何分?
例:JR名古屋駅から徒歩15分。
・徒歩1分=80mで計算されています。80m未満は1分に切りあげます。信号待ちや坂道は考慮されていません。物件の入ロまでの時間です。
・乗り換え時間、待ち時間は入っていません。又、ラッシュ時には余分に時間がかかります。ロスタイムを調べるにために、平日に現地へ行ってみることが大切です。

間取りは?
例:間取り/3LDK、3LDK+S、4LDK」
・Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチン、S(又はN)は納戸を示します。「3」などの数字は 部屋数です。

お値段は?(新築分譲マンションの場合)
「価格/3,500万円(1戸)~4,200万円(1戸)(税込み)最多価格帯/3,800万円台、3,900円台(各5戸)(税込み)」
・価格は最高価格と最低価格を表示。最多価格帯は一般的に100万円台で区分けし、一番多い専有面積や-番多い間取りの価格を表示しています。

管理会社は?(分譲マンションの場合)
・マンション管理の方法には、管理会社に委託する「委託管理」と居住者が自ら行う「自主管理」の2つに大別できます。どちらが良いかは、なんとも言えません。委託管理の場合は、面倒な手続きは、管理会社に全てお任せできるので楽です。ただし、費用がかかります。自主管理の場合は、全て自分たちで話し合い、修繕の見積もりを取り、消防の検査に立ち会うなど、住人間で連携が必要になります。

持ち分割合って何?(分譲マンションの場合)
「分譲後の敷地の権利形態/専有面積の割合による所有権の共有」
・敷地全部を購入者(区分所有者)全員で共有(所有権)するという意味です。その持分割合は各住宅の専有面積の合計に対する各所有者の専有面積割合で決まります。 

取引条件の有効期限
・取引条件の有効期限とは、その日までは、この価格を値上げしないということです。もちろん、この日をすぎても値上げするとは限りませんし、売れ残れば逆 に安くなることもあります。

初めてnoteを公開するにあたり、旧サイトの自社の記事を引用しながら穏やかな記事を書きました。今後も不動産に関する記事を掲載していけたらと思います。



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