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いい質問ができれば、答えは出たようなもの

こんな質問がありました。
「希望する企業へ就職できませんでした。こんなご時世ですので、選ばなければ就職先はたくさんあります。でも、やっぱり希望するところへ就職したいです。今どき、就職浪人なんてあり得ないですよね?

この質問をした方の気持ちとしては
「就活、ちょっと疲れちゃったな。今は、何もする気にならない。。」
「別の会社に就職しても、自分はやっていける気もするんだけど。。」
だと思うのですが、もしかしたら本当は、
「どうしたら、もう一度困難に向かって立ち向かっていけるかな?」を
聞いてほしんじゃないかと思ったわけです。

「いい質問ができれば、答えは出たようなもの」という言葉は、様々な場面で耳にすることがありますが、何が問題かが正確に掴めていれば、自ずと答えは出てくるわけです。
では、実際にはどのような質問が「いい質問」と言えるのでしょうか?

「いい質問」とは、単に疑問を投げかけるだけでなく、思考を深め、新たな視点や解決策へと導くような質問です。
具体的には、以下の要素を満たす質問が「いい質問」と言えるでしょう。

  • 明確である:何を質問しているのかが明確で、誤解が生じにくい。

  • 焦点が定まっている:質問が絞られており、本質的な問題に迫っている。

  • 洞察力がある:質問が深い洞察に基づいており、新たな視点を与えてくれる。

  • 創造性がある:質問が独創的で、新しいアイデアを引き出す。

  • オープンエンド: 質問が固定観念にとらわれず、自由な発想を促す。

例えば、こんな質問があります。

  • 「この問題の真の根本原因は何ですか?」

  • 「もし制約がなければ、この問題をどのように解決しますか?」

  • 「この状況から何を学ぶことができますか?」

  • 「別の視点から見ると、この問題はどのように見えますか?」

  • 「この問題を解決するために、他にどのような方法がありますか?」

なかなか「いい質問」をするのは難しいかもしれませんが、以下の点を意識してみるのはどうでしょう?

  • 前提を疑う:思い込みや固定観念にとらわれず、物事を多角的に捉える。

  • 好奇心を持ち続ける:常に疑問を持ち、新しいことを学び続ける。

  • 想像力を働かせる:常識にとらわれず、自由な発想で考える。

  • 質問を深掘りする:表面的な質問にとどまらず、なぜ?どうして?と深掘りする。

  • 相手を尊重する:相手の立場や考えを尊重し、攻撃的な質問は避ける。

人は1日に30,000〜50,000回のセルフクエスションをしているといわれています。
つまり「いい質問」は、問題解決や新しいアイデアの発想において、とても重要なわけで、「いい質問」をすることは、人生を豊かにする鍵の一つであるといえます。
上記のポイントを意識して、「いい質問」をすることで思考を深め、ぜひ今日から、積極的に「いい質問」をするように心がけてみてください。

【今日の問いかけ】
今、言いたくても言えないでいることは何ですか?

まずは騙されたと思って、質問に答えて書き出してみてください。
1つひとつの質問に丁寧に向き合うと、新たな気付きと行動が生まれてきます。

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解決力をアップする問う力・聞く力


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