見出し画像

質問には種類がある(誰のためかを考えて使い分けよう)

質問にはさまざまな種類があります。
投げかけた相手のためになり、創造的な答え・相手の気付きを引き出すことにつながるような質問ができると、質問の効果が高まります。

各質問の種類について、ここで整理してみます。

閉じた質問(Yes/No Questions)
回答が「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。
例: 「今日は雨が降っていますか?」(はい/いいえ)

開かれた質問(Open-ended Questions)
自由に答えられる質問で、詳細な情報や意見を引き出します。
例: 「週末はどのように過ごしましたか?」(自由回答)

事実質問(Factual Questions)
具体的な情報やデータを求める質問です。
例: 「東京タワーの高さはどれくらいですか?」(333メートル)

説明質問(Explanatory Questions)
物事の理由や背景を尋ねる質問です。
例: 「なぜ植物には光が必要なのですか?」(光合成を行うため)

仮説質問(Hypothetical Questions)
仮定の状況について尋ねる質問です。
例: 「もしタイムマシンがあったら、どの時代に行きたいですか?」(中世ヨーロッパ)

評価質問(Evaluative Questions)
物事の価値や効果について尋ねる質問です。
例: 「この映画のどこが一番良かったですか?」(ストーリー展開が素晴らしかった)

尋問(interrogation)
「なぜ」「どうして」と、相手を追い詰めていく質問です。
相手への攻撃が目的となっていることが多く、攻め方が激しくなると「詰問」になります。
例:「どうして○○しなかったの?」「なぜ遅れたの?」

このように、普段人とのコミュケーションの中で使っている質問には、いろいろな種類があります。
上記いずれの質問も、相手に聞いているようにみえますが、実は中身は自分のためになりがちな質問です。

注意したいのは、その言い方・口調やタイミング、状況、質問する人のスタンスによって、質問される相手は命令されている・尋問されているみたいと受け止められてしまう場合があるということです。

自分が発しようとしている質問は、果たして相手のためになっているか?
を意識するように心がけると、質問(問いかけ)がどんどん上手になっていきます。

【今日の問いかけ】
何をしている時間がすきですか?
あなたが心地よいと思う時間は、どんな時間だろう?

まずは騙されたと思って、質問に答えて書き出してみてください。
1つひとつの質問に丁寧に向き合うと、新たな気付きと行動が生まれてきます。

【ワークショップのご案内】
解決力をアップする問う力・聞く力


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?