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絵本を作りたい

絵本を作りたい。いつから言ってるだろう。最近絵本に触れる機会が増えてきてふと思いました。振り返ってみたらやりたいことリストに載っていました。

何で絵本を作りたくなったんだろう。今日は自分のやりたい、の気持ちを深掘りしてみます。


絵本に惹かれるきっかけ

きっかけはハッキリと覚えています。池澤夏樹さん訳の『星の王子さま』を読んだことです。
サラリーマンになりたてで、環境の変化に心が疲れていた頃。私は哲学や宗教の本を読んだり、心理学の本を読んだり、スピリチュアルな本を読んだりと、心の捉え方を探していました。いつものように本屋さんに入ると、目に止まったのが青い表紙に金文字の『星の王子さま』です。

哲学的で考えさせられるメッセージと、詩的で心を揺さぶられる表現。

これだ!!!

自分の心がこの本にハマったのがわかりました。
星の王子さまは、リアルでない絵が想像する余白を残しています。すると、読者なりの感じ方を生まれてます。そこに気づいた時、絵本の魅力に惹かれるようになりました。


絵本で何を伝えたい

絵本の魅力は”説明しすぎない”ことにあると思います。説明する(言葉にする)ことで、具体的に伝わることもあるかもしれません。ただ具体的に伝わるほど、考える余白や感じる余白が狭まってしまう気がするんです。
では、語らないことで何を伝えたいのか。ここ最近考え続けてやっとたどり着きました。

”心”です。

心は、言葉が生まれる前から持っていたものです。
心は、哲学や宗教、心理学にスピリチュアルを持ってしても語り尽くせません。
絵本には、読者が考える余白と感じる余白があります。読んだ人の考え方や感じ方を支配しないことで、私たち誰もが持っている”心”について伝えられる絵本を作りたいです。


まとめ

今回は、私の絵本を作りたい気持ちを深掘りしました。
noteにアウトプットすると書きながらも考えがまとまっていきます。言語化の威力ってすごいですね。一方で、言葉にするほど「こうかもしれないし・あぁかもしれない」という振れ幅が無くなります。考えが定まっていきます。でも同時に心もブレなくなってきます。

もしかしたら、言葉でしっかり定義していくと(分かった気になると)心が動く機会は減ってしまうのかもしれません。私はいつも人と”感動を共有したい”と思っています。”絵本を作りたい”は言葉にしすぎないことで心を動かしたい、という思いなんだと思います。

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