日本ハムファイターズ

プロ野球は今週からセパ交流戦に突入しています。
今年から日本ハムファイターズの指揮をとる新庄ビッグボスの日本ハムファイターズは依然パリーグ最下位ではあるもののゲーム差と試合内容、チームの雰囲気を見ると悲観する感じはしない。

振り返ってみると新庄ビッグボスが就任してキャンプから常に言っていた事は今年一年は育成だと。
この育成と言うのはプロ野球選手として個人の育成と言う事に加えてチーム力の育成にも同時に取り組んでいたのだと最近の試合を見ていて思う。

印象的だったのは、交流戦のヤクルト3連戦だった。交流戦で1.2戦と連続してサヨナラ本塁打にて敗戦。普通なら暗くなる場面だ。しかし、敗戦のあと、ベンチではビッグボスがベンチメンバーを含めたチーム員とグータッチ。マウンド付近では打たれた北山投手をフォローしつつ、チーム員全員集まりベンチに戻る。
通常なら暗くなる場面をチーム全体で雰囲気を作っていけると言うのは勝っても負けても次の試合があるプロ野球にとっては大事な事なのだと言うのが3戦目、4戦目を見て確信になる。

3戦目は2試合連続でサヨナラホームランを打たれた北山投手が最終回のマウンドにたつ。その前に北山投手を呼び寄せ話すビッグボス。

この時にこの試練を自慢のストレートで乗り越えろと簡単に伝えた。

結果、北山投手は3戦目全てストレートを投げ、第一戦でホームランを打たれた山崎選手にもストレートを投げて抑え勝利。

チームとして勝利を目指しつつも北山投手の育成と言う観点で見事にはまった形になった。

そして、このヤクルト3連戦の試合を見た上沢投手が昨日ジャイアンツ相手に完投勝利。ヒーローインタビューで、3連戦を見て燃えなきゃ男じゃないと言う発言を聞いて、点ではなく線として繋がりチームとして進んでいる事がチームに浸透していたように思う。この試合も万波選手のエラーがあったけど、チームでカバーし、インタビューでヒーローの浅間選手が明日は万波がやってくれますと言う事でまたこの試合が戦として繋がりを持たせる予感がする。

順位としては最下位だけど、総合的に見て浮上してきそうな予感すら感じる日本ハムファイターズ。

今後も目が離せない。

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