青春18きっぷの旅‐2023秋‐ Vol1

社会人3年目の夏休み(季節は秋だけど)を使って、青春18きっぷの旅をしてきました。現実逃避のために、ブログを書いていきます。
鈍行サイコー!

移動は「目的」か「手段」か。

今回の旅の目的は「移動」です。

そうなんです、とうとう手を出してしまいました。
ステーションメモリーズ!(通称:駅メモ)というアプリゲームに。
ご存知ない方に一言で説明するならば、位置情報を使った陣取りゲームです。

このゲームを始めてからというもの、なんと言っても移動が楽しい。
移動のために変な経路で目的地に向かっていると言っても過言ではありません。
でんこという女の子のキャラクターの育成に励む者、来訪者から駅を守り続ける者など遊び方は人それぞれですが、私は何よりも新駅(いままで行ったことのない駅)にチェックインして、帰ってきた後にシャルロッテ(過去に行ったことのある駅にアクセスするスキルを持つ)が飛んだ形跡を見るのが好きです。

タイトルから脱線しかけましたが、
移動手段という言葉があるように、移動という行為自体は目的地に到着するまでの方法ではないのかと言われそうです。
しかし!今回の旅は、目的地のない旅。つまり、移動が主体の旅なのです。
上述の通り、駅メモでチェックインをするためだけの旅行です。

普段は雨予報でも、旅行の時に雨の影響を受けることがあまりないのですが、今回は昨晩の雨によって出鼻を挫かれました。駅構内で3時間待機。普段、書こう書こうと思いつつもブログを書いていないので今回こそは記録に残したいと思います。

4:00 起床
当初の予定では、札幌駅9:30頃発の小樽行きに乗車する予定でした。
しかし、こんなにはやく起きたのには訳があります。
最寄りから滝川行きに乗車し、空いているうちに新駅のチェックインをして復路で寝ようと考えていました。
しかし、この時にJRの運行状況を確認しなかったためにのちに悲劇(?)が起きたのでした。

5:50
最寄りのJRに到着。改札に到着すると、駅員のアナウンス。
どうやら、昨晩の雨の影響で札幌近郊の路線の安全点検を行っているとのこと。
点検終了は8時頃になる見込み、とのことでした。
これでは、滝川ー札幌間の往復は時間的に厳しいです。
滝川行きは諦めなければなりません、今度自転車で行こうと思います。
しかし、経路変更は一向に構わないのですが、今回の旅が先行き不安になります。

最寄り駅まで歩いてきたので、ここから自宅まで歩いて帰る気になれず駅で待つことにしました。駅構内では、おそらく会社に遅刻の連絡をしているであろう人や家族に迎えにきてもらう連絡をしている人が多く、6時半頃まで改札口周辺はあまり混雑していませんでした。

8時頃に点検が終了してくれれば、札幌駅までは9時頃に着けばいいので余裕を持って乗れるはずです。調べたところ、函館本線は運行中だったので札幌ー小樽間さえどうにか時間通りに進めることができれば大丈夫なはず。

7:00
ここで2回目の悲劇が起きます。
3時間の暇つぶしのために、このnoteを書いていたのですが
写真をアップしようとしたところ、重たかったのかアプリが固まってしまい最初の2行しか下書きに残っていませんでした。
再度書き直しました。noteってちょっと前まで、オンラインで書けませんでしたっけ…。

7:30
学生が増えてきました。
学生時代、JR民ではなかったのですが遅延が起きると、認められる遅刻みたいでちょっとラッキー!みたいな気持ちになってました。高校時代「遅れることを見越して始発で来い」と言われていたので、冬場のバス通学時始発に乗ったのに遅刻した時にも同じようなことを言われたのは解せなかったですが。

そういえば、窓は閉めたし、冷蔵庫、電子レンジ、換気扇、テレビ、パソコン給湯器諸々の家電はコンセントを抜いて電源を切ってきました。しかし、自宅のサーキュレーターを切り忘れたかもしれません。しかもタイマー設定もしていなかった気がします。
でも、ここまできてもう一度家に帰りたくない。

8:20
点検終了時刻が9時に繰り下がっていたことをTwitterで知る。

8:30
遅延証明を配り始める。学生たちのテンションが上がりアナウンスの声が聞こえづらくなる。
快速エアポートも青春18きっぷで乗車できることに気がついたので、10時前のものに何があっても乗りたい・・・。
と、そこで思いついたのはバスで札幌駅まで行くことでした。急いで札幌駅行きを調べバスに乗車。ハブ駅からのほうが、動きやすいだろうという判断は果たして当たるのか!?

9:40頃
想像通り、札幌駅は改札外もホームも人で溢れていました。札幌駅の電光掲示板はすでに出発しているはずの時間が表示され、生きている路線は学園都市線のみ。対応に追われている駅員さんに申し訳なくなりながらも、◯時◯分発の小樽行きが来るか聞く。そこまでしっかり調べなくてもいいのに、というくらい時間を使って確認してくださりましたが返答は「すみません、確実ではないですね・・・」・・・時間を使わせてしまったことが申し訳ない。一か八かで小樽行きのホームに向かいます。
数十分後、◯時◯◯分発の小樽行きが、約1時間遅れでやってきました。
それに乗り、小樽に向かいます。

小樽行きは、体調不良者が出ていたために遅れてしまったらしい。
そりゃあここまでの混雑具合だったら具合悪くなる人もいるだろうなという納得の混雑具合でした。

10:53
小樽発。
タイムラプスを撮りたくて進行方向を向いている座席を探し一人席を狙うもののボックス席しか空いておらず、やむを得ずボックス席に座る。
斜め前に時刻表を持ったおじさんが座り、私の隣にめちゃくちゃ喋りかけてくるおじいさんが座った。どうやらこのボックスに座っている人は全員青春18きっぷでの移動のようだ。
そのおじいさん、フレンドリーに話しかけてくるだけならならまだしも私が話をあまり聞いてくれないとわかると通路を挟んで別のおじさんと大声で話をするわ、私がカバンや手帳を開くとさりげなく中身を見て来る。ゆっくりと車窓を見ていたい、静かに旅をさせてほしいと願いながら倶知安に向かった。

12:35
倶知安発。
一両編成。先ほど、小樽〜倶知安間でもお隣になったおじいさんが隣に座ってきた。他の座席空いてますよね…?
しかも、ボックス席で靴を脱いで前の座席に足をかけ出した。うーんやめてほしい。長万部まで1時間半あるんだけどなあ…
でもおじいさんも函館まで行くって言っていたので、おそらくまた長万部から同じ列車に乗ることになるだろう。

定刻通りに長万部に到着。
2時間ほど暇を潰す。トイレに行きたい。でも駅のトイレはそこまで期待できるものではないことを知っている。
道南を回った時に、ファミマかローソンは割と綺麗だったことを思い出し、駅から一番近いセブンイレブンに向かった。しかし、男女兼用で荷物を置くところも掛けるところもない。
駅からツルハが見えたので、水か何かも購入しようと思って向かう。トイレは男女別・荷物置き場はないもののオムツ替えの台があり重い荷物を置くことができた。
青春18きっぷ利用の女性の方は、ツルハの方がおすすめですよ(私は目薬を買って出てきました。
ついでに、隣のラルズにも寄ってアイスを買いました。
いちごミルクかき氷のような味で美味しい。新潟で買った桃太郎みたいな味でした。

16:18
長万部発。
これから先、函館まで3時間乗る。1時間半でもかなりお尻が痛くなったので、その倍だったら乗っているだけで疲れるだろうな。前回の青春18きっぷ旅では寝てい他ので、あまりお尻の痛みとかを経験した記憶がないのですが、今回は駅メモのチェックインという仕事があるので寝られない。
そして、長万部から何駅かチェックインしていると気がついてしまった。
同じ列車に、駅メモe rがいる…!

そんなことより、前回は3月でもう一本遅い時間の乗車だったためか車窓からの景色がよく見える。駒ヶ岳や海辺がマジックアワーのピンク色になっていくのも綺麗だった。
途中、クラクション(汽笛?)が長めに鳴って3度ほど減速した。どうやら鹿が出たらしい。車内でスマホも圏外になるような森の中、そりゃあ鹿も狐も熊も出ますよね…

定刻通り函館に到着。
函館市電を制覇するために、急いで函館駅前(市電停留所)に向かった。

19:28
函館どつく前行に乗車。車内でお隣になったちょっとイカつめのおじさま方に声をかけられる。「姉ちゃん!函館山ってどこで降りればいい?」九州地方の訛りで聞かれ、わからずに乗ったのかい!と思いつつも「ごめんなさい、地元民じゃなくて…」と伝えてしまう。おじさまたちはなんとなくで乗ってそうなので、別に私が調べる必要も義理もないのだが、手元にはスマホという文明の利器がある。
「十字街で降りれば良いみたいですよ!」調べたスマホをほろ酔い気分のおじさま方に見せた。
姉ちゃん、ありがと〜!イカつめのおじさんたちは十字街で降りて行った。

ちなみに函館市電は事前に時刻は調べていたので、無事に全駅制覇することができた。しかし、折り返しに乗るのはなんとなく恥ずかしさがある。

フェリーターミナルには五稜郭駅から歩いて行く予定なので、函館駅から再び来た路線を戻ることになる。
ちょうど30分ほどの時間が空いたので、翌日のためにラッキーピエロに寄って行くことにした。

もちろんチャイニーズチキンバーガーは購入。
このときは少しお腹が空いていたものの、ハンバーガーを食べるほどではなかったのでこだわりシェイクを飲みながらフェリーターミナルまで行くことにした。
ごま味が美味しそうだったので、メニューの通り「ヘルシーゴマゴマ」と言ったら店員に「ゴマ味のシェイクですね!」と言われて、ちょっとだけ恥ずかしい思いをしながら注文したのが悔しかった。

五稜郭駅からフェリーターミナルまでは徒歩約35分
ゴマシェイクを飲んだからか、お腹が空いてきたのでチャイニーズチキンバーガーを一口だけ食べようと思ったら止まらなくなって全部食べてしまった笑
しょうがないよね、美味しいんだもん

前回も利用した津軽海峡フェリーを利用する。
青森まで行くフェリー会社はもう一つあり料金もそちらの方が安いが、津軽海峡フェリーの方が駅から近く、ターミナル駅も綺麗・コンセントがあるということでこちらを選んだ。

サイトの何を見間違えたのか、予定より1000円ほど高くなってしまったがここまで来てしまったし、ターミナルでの快適さには変えられぬ。と思い、腹を括った。
スマホで時刻や遅延などの情報を確認している人間にとっては充電の確保ができるところは本当に助かる。

コロナが始まる前までは、フードコートやコンビニにもコンセントのスポットが増えていた時期で自転車旅の時には何度もお世話になった。
最近はコンビニのイートインスペースがチラシ置き場になっているところが多く、今のチャリ旅勢はどうしているんだろうか?

朝早くからトラブルに巻き込まれたこともあり、疲れたので仮眠をとることにした。本当は船上から駅メモのチェックインをしたかったが、寝てしまい断念。
寝るなら安い青函フェリーにすればよかったかも…と少しの後悔をしながらVol.2に続く…

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?