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記録的日常 舞いあがれ!

自分にしては珍しく、仕事抜きで楽しんでる朝ドラ。
90年〜00年代という自分が10〜30代を過ごした時代を描いているので、心情的なシンパシーを覚えることが多い。

今日から航空学校編に入り、作品のトーンが大きく変わったので批判されてるけど、演出と脚本が変わったことで、物語が一人称から三人称に変わった感じがして面白かった。

チャップリンの「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」を脚本と演出の違いで見せてるというか。序盤の不穏な空気って舞から観た世界に対する不安の現れだったんだな。

 本人はシリアスなんだけど、外から見ればドジっ子ってことは、男女関係なく、よくあることで、そのズレに翻弄されるのが若い時なんだよなぁと思った。その主観と客観のズレがここまではっきり出てるのは面白くて、最新話で舞ちゃんのキャラクターがやっとわかってきた。

この主観と客観のズレって古谷実のマンガにもあったもので、やっぱりそのズレも今考えると00年代的な気分だったなぁと思う。


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