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強くて弱い糸

写真はサンフランシスコにある吊橋
ゴールデンゲートブリッジです。

映画でも数多くの場面で登場する誰もが見たことのある橋だと思います。

僕は実際に渡ったこともなければ見たこともありません。
でも、いつも何台もの車やトラックが行き来している映像を見たことがあります。

おそらくこの巨大な橋を支えているのは縦に何本もぶら下がっている鋼の糸。

これだけの大きなものを吊るしているのだから
相当頑丈なのだろう

引っ張ってもびくともしないし、そう簡単なことでは切れることはない。
そんな強い糸にこの橋は支えられている。

反対に僕はこの糸の弱い面を知っている。
こういった橋はよく映画で崩れ去る、悲劇のシーンに使われている。

どんなに丈夫な糸でも1本、2本と切れるとその後はドミノ倒しのようにブチブチ、ブチブチ切れていき、橋は傾き崩れてしまう。

糸は連続に弱い。

胸の中で芯を支えている糸が1本切れてしまった時、それは1本分の被害だけで済むのだろうか。

変な緊張感は、糸がギリギリまで張り詰めていることを意味しているのだろうか。

Kei

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