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子どもが生まれる前に、パートナーにしておくべき、たった一つの質問とは?

「新型出生前診断」受けるかどうか、迷っているんだけど、あなたはどう思う?

このたった一つの質問に対する答え方で、パートナーのすべてがわかる、僕はそんな気さえしています。

新型出生前診断とは、妊婦の血液検査だけで、胎児の障害の可能性が分かる検査です。

引用「みんなで話そう 新型出生前診断はだれのため?」2019 年 8 月 11 日 緊急シンポジウムの記録 東京集会実行委員会編集 p.1 
厚生労働省HP

胎児の障がいにもいろいろありますが、ダウン症に限ると、1万人に22人と言われています。

引用:Equipoise of recent estimated Down syndrome live births in Japan(2019)

言い換えると、約450人に1人は、「わが子がダウン症」という場面に出会う、とも言えます。

なので、「わが子が障がいをもって生まれてくる」という状況は、妊娠が分かった時点で頭に入れておくべき視点です。

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▼そこで前述の質問
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「新型出生前診断」受けるかどうか、迷っているんだけど、あなたはどう思う?

生む前にわが子に、障がいがあるかどうかが分かるこの検査には賛否両論ありますが、

実際に約100人に1人の妊婦さんが、この検査を利用しています。

参考文献:佐々木愛子,左合治彦ら:日本における出生前遺伝学的検査の動向1998-2016,日本周産期・新生児医学会雑誌2018;54:101-107

もし、パートナーから

「生まれてくる子に障がいがあるかどうか調べるために、検査をしようかどうか、悩んでるんだけど、どう思う?」

と聞かれたらどう答えるでしょうか。

僕が妻と話していてその話題になったのは、わが子が生まれた後のことでした。

ただ、そのときの僕が言ったことは、「しなくていいと思う。だってどんな子どもでも全力で育てる」でした。

確かにきれいごと、かもしれないけど、僕には「わが子に障がいがあるから生むのをあきらめる」という選択肢が思い浮かばなかったので、

検査はしなくていいと答えました。

妻も似たような考えで、「事前にわかっていたらいろいろ悩むから、しなくていいかな」というものでした。

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▼子育てのスタンスが明らかに
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我が家の場合、なんとなく同じ方向を向いていたので、話はここで終わりましたが、

もしかしたら、パートナー同士で、答えが真っ二つに分かれるかもしれません。

障がいを持つ子に対する考え方や、そもそもわが子に対する向き合い方など、お互いの思い違いが見えてくる、そんな可能性を秘めた質問だと思いました。

「生まれてくる子に障がいがあるかどうか調べるために、検査をしようかどうか、悩んでるんだけど、どう思う?」

あなたなら、どう答えるでしょうか?
僕もまだ、考えることを続けたいと思います。

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