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競争心について

競争心、それはアスリートにとって必要不可欠なものであります。
ではその競争心はどうやって育まれるのか、どのようにして高めていくのか、それとも遺伝的なもので変えることが出来ないものなのか、少し考えてみました。


競争心とは何なのか?

どのような定義があるか分かりませんが、心底勝ちたいと思う心かと思います。では勝ちたいと思う心はどうやって育まれていくのか? それは勝つ喜び、つまりは達成する嬉しさ(達成感)を経験しているからかなと思います。

何かを達成する喜びが競争心に繋がる?

試合に勝つ、何かを達成する、その時って本当に嬉しいものですよね。達成感を経験していると、勝つ喜びを知っていると、練習・トレーニングでも“他者に負けたくない!誰よりも一番を目指す!”などの競争心に繋がるのかなと思います。

勝つことで、何かを達成することで、他者から褒められる。その褒められることが嬉しいので、もっと褒められたいという気持ちもあるかもしれませんね。承認欲求とでも言うのでしょうか。子どもも大人も、他者から認められるって嬉しいことですよね。もっと認められたいから、もっと高みを目指すという繋がりになるかと思います。

達成感を経験していない場合はどうする?

勝つことで、達成することで、何が得られるかを考えてみると良いかもしれません。また、脳内で考えるだけでなくノートに書き出すなど、言語化してみると良いでしょう。指導者としても、そのような場を設けることは時として必要かもしれませんね。

競争心を履き違えないこと

競争心を育んだり、競争心を出して試合・練習・トレーニングに臨むことは大切だと思います。もちろん、競争することで負けてしまうこと、達成できないことは多く出てきます。その際に、他者に対して嫉妬心もしくは劣等感を出すのは競争心ではないと思います。負けたことで嫉妬心や劣等感を出すことは、返って自分を傷つけてしまう恐れもあるかなと思います(自己肯定感の低下?)。負けを認めつつ、相手の勝利や素晴らしいプレーを喜べる健全な競争心を持つことは大事かと思います。

競争心はどうやって育むか

練習・トレーニングで競争の場を設けること、そのような環境設定は必要だと思います。例えば、個々人の10m競争やチーム対抗の綱引きなど。ただし、競争の場を設けるだけでは足りないです。場の設定だけだと、選手・生徒は“やらされている競争”という形になるかもしれません。そこに自発的な競争心が産まれることはなく、競争を行わせている指導者の満足度だけが上がります。取り組む選手・生徒が自ら競争できるような工夫が必要です。その工夫が難しい・・・ うまく言語化できませんが、その工夫は、競争を行う前後の声掛け・フィードバックの工夫が大事なんじゃないかなと思います。

まとめ

✓競争心とは心底勝ちたい・達成したいと思う心。
✓過去に勝った・達成した経験(=達成感を得たことがある)が競争心に繋がるかも。
✓もっと認められたいという承認欲求があるからこそ競争心が高まるかも。
✓何かを達成したら認めることが指導者には大事。
✓嫉妬心・劣等感を出すことは競争心ではない。健全な競争心が必要。
✓競争心を育むには、競争の場を設けることが大事。
✓やらされている競争にならないよう、指導者は工夫が必要。

雑感

男子バスケ惜しかったですね。アルゼンチンはやはり強敵でした。
カンパッソのパス能力(視野の広さや正確性など)は驚きでした。特に、“そんな体勢でそんなパス出す!?”って感じのプレーは驚きでした。
あとはやはり、ルイス・スコラ。いつからあんなにスリー打っていたっけ?と思うくらい決めてました。以前は、華麗なステップワークが魅力的なインサイドプレーヤーだったのに。年齢と時代に合わせて自身のプレーを柔軟に変化していってるのかなと思います。超一流。


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