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Hondaウェルカムプラザ(東京都港区・青山一丁目駅)

世界に誇る日本の自動車メーカーの一つであるHondaこと本田技研工業。Hondaのカープラザといえば日本全国いろいろな場所にあることは知られているけれど、ではこの巨大企業にミュージアムのようなものはないのか、という疑問が浮かんでくるのは当然である。まぎれもなく当然である。Hondaのミュージアムは栃木県茂木市にあるHondaコレクションホールがまずは代表的な施設として挙げられる。けれど栃木県は関東圏とはいえ気軽に行ける距離ではなく少し遠い。都内で何かないかと探していたところ、一般向けのHondaウェルカムプラザが青山にあることを知って訪問。

最近になってリニューアルオープンしたウェルカムプラザはHonda本社の1階に位置しており、車やバイク好きの大人だけでなく親子連れやビギナーでも楽しめる施設になっている。誰でも気軽に立ち寄れる憩いの場、というのがコンセプトになっており、職業、年齢、性別を問わずにウェルカムで受け入れるというスタンスの施設である。それを象徴をするのが入口にあるワイガヤの木、というモニュメント。訪れた人がワイワイガヤガヤ楽しめるようにというコンセプトで作られた施設を象徴するかのように、休憩スペースが設けられて車にそこまで興味のない人でもゆったり休めるような場所を提供している。

ワイガヤの木の周りは休憩スペース

フロアーは1階のみで、基本的にはHondaの最新型の四輪車と二輪車とが紹介されており自由に乗り降りできる(運転はできない)という一般的なショールームに近いもの。ただしHondaの代名詞とも言えるカブが展示されていたり、創業者である本田宗一郎の歩んできた歴史もまた紹介されていて一般的なショールームとは一線を画した造りになっている。

安心のカブ

遠くへ買い出しへ行く妻のために無線機の発電用エンジンを自転車の補助エンジンとして改造したことが起点となったHondaは、「やるからには一番困難な道を行く」「松明は自分の手でかかげていく」というメッセージを胸に世界的な企業へと発展したのである。二輪車から四輪車、フォーミュラに飛行機、そしてASIMOに至るまで発展したHondaの技術の凄みに圧倒される。

PROJECT BIG-1な大型CR1300 SUPER FOUR

トイレはウォシュレット式。中央の巨大モニターではHondaの最新車種に乗った感想を芸能人がレポートしている映像が流れており、さすがは世界の自動車メーカー、予算がたっぷりあるのね、という事実を改めて体感するのであった。

四輪車もありまっせ(人が多くて写真断念)


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