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東洋文庫ミュージアム(東京都文京区・駒込駅)

森鴎外記念館を出て駒込方面へひたすら歩く。今回の最終目的である東洋文庫ミュージアムである。ここの目玉はなんといってもモリソン書庫。壁を埋めつくすほどの巨大な本棚を見上げるという極上の体験ができる。

東洋文庫の創始者は岩崎家。三菱財閥の岩崎家である。都内で関係するところでいえば、この近くにある六義園、清澄白河の清澄庭園、上野の旧岩崎庭園、世田谷の静嘉堂文庫、丸の内の三菱一号館、明治生命館など枚挙にいとまがない。
その岩崎家が集めた大量の書物が収められているモリソン書庫を間近に見られる。平日のためほぼ見学者がおらず、目の前に備えられたソファに座って独占である。

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書庫の裏側に展示室がある。この順路の途中にある回顧の路というのがまた圧巻で、薄暗い照明の中を歩くのだけれどまるで異空間にいるような気分になる。モリソン書庫と回顧の路を体験するだけでもここに来る理由になると断言できる。

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企画展示は中国(清朝)の歴史について。女真族によってつくられた国がアヘン戦争を経て衰亡するまで。トイレはウォシュレット式。

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ちなみに中庭からレストランへ向かう途中には世界の様々な地域のことわざがそれぞれの言語で示される彫刻が施されており、これもまたじっくりと楽しむことができる。

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