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古代オリエント博物館(東京都豊島区・池袋駅 ヒンドゥーの神々)

サンシャインシティ内にある古代オリエント博物館。あの江上波夫が初代館長を務めた古代オリエント博物館。オリエント研究でお馴染みの江上波夫。声に出して言いたい名前である。水族館やアルパで賑わう人混みから一気に外れた文化会館ビルの7階にある割とひっそりとした博物館で、まるで王墓に入るかのような廊下を通って行き着く。看板の題字は井上靖というのも意外。

企画展としてヒンドゥーの神々の物語を特集している。正直なところヒンドゥーの神々がなんなのかさっぱり見当がつかない。シヴァ、ヴィシュヌ、クリシュナといった神々の名前はなんとなく聞いたことがあってもそれがヒンドゥーと結びつかなかったし、そもそもヒンドゥーの神話を知らないのもあってまるっきり新鮮な気持ちで見学。

当館の名物キャラでございます

代表的なマスコットであるコブウシ(めちゃくちゃかわいい)をはじめとした江上波夫コレクションは鳴りを潜め、今回は黒田豊コレクションを中心としたヒンドゥーの美術品が中心となる。黒田豊は教授というわけでもなく一般的な社会人コレクターで、40年以上もインドに通い続けて集めた膨大なコレクションで知られている人物。極めれば達人である。

子供用の玩具かな?

ありがたいことに展示室にはヒンドゥーの神々の相関図も紹介されており、三体の神々がメインになった宗教であることを理解。ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァからなる三大神の他、ブラフマーの配偶サラスヴァティー、ヴィシュヌの配偶ラクシュミー、シヴァの配偶パールヴァティーやその子でなぜか象の顔をしたガネーシャ、ヴィシュヌは十の化身を持っておりそのうちの一つがクリシュナ、といったことがわかるわからないわかる。

わからないわかるわからない

玩具なのかよくわからない着せ替えカードがあったり、人間の犯した大罪に比例した地獄ブックがあったり、絵画以外にもバラエティに富んだ展示が面白い。トイレはウォシュレット式。

どうやら縦並びで上欄が起因で下欄が結果っぽい

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