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いなぎ発信基地ペアテラス(東京都稲城市・稲城長沼駅)

日本におけるロボットアニメのメカニックデザインの第一人者である大河原邦男といえば知る人ぞ知るクリエイターである。稲城長沼駅の周辺はその大河原邦男氏の出身ということから、それを記念して駅前の公園には氏の手がけたロボットの中でも特にむせるデザインで知られる『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグ等身大モニュメントをはじめ、駅の高架下に設けられた情報発信基地がいなぎ発信基地ペアテラスである。

入口には同じく大河原邦男デザインの『機動戦士ガンダム』ガンダムとシャアザクのモニュメントがお出迎え。大河原邦男氏がデザインしたロボットとしては最も有名なものかもしれない。こうしたロボットアニメの中で面白いのは『タイムボカン』シリーズのほとんどのメカをデザインしていること。ペアテラスの内部は大河原邦男フォロワーにとっての聖地ともいえるもので、中でも『ボトムズ』は多くのむせるファンが訪れ、ペアテラス側もそれを後押しするかのようにサービスを提供している。

こっちは入口 ガンダムMSの二大巨頭

大河原邦男氏が手がけた作品の紹介をはじめ、町おこしの一環として知られるご当地マンホールの蓋も稲城市では大河原邦男デザインの絵が選ばれている。注目したいのはカフェで提供されている食品。『ボトムズ』の主人公であるキリコ・キュービィーを演じた声優の郷田ほづみ氏も食べたという激辛カレーライス(キリコの生写真付き)や、舞台であるウドのコーヒーなど、ファンを満足させるに充分なコンテンツが揃えられている。ウドのコーヒーはとにかく苦くむせる

むせる

トイレは男女共用の多目的トイレウォシュレット式。このトイレの中もむせる内容になっている。中でも『ボトムズ』の監督である高橋良輔氏のサイン「最低野郎」が一際わ輝く。大河原邦男デザインの中でも特に『ボトムズ』に特化した、最低野郎どもなら訪れておきたい基地である。尚、『ウルトラマン』シリーズのロケ地としても稲城はよく使われており、円谷プロに関連するグッズも販売されている。

アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。 その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、 味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。 作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、 町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。 その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。


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