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伊場仙浮世絵ミュージアム(東京都中央区・新日本橋駅) & 小伝馬町牢屋敷展示館(東京都中央区・小伝馬町駅)

・伊場仙浮世絵ミュージアム

伊場仙は創業430年にわたる扇子と団扇の専門店である。治水職人として江戸入府の後に開拓した土地を賜ったことから和紙と竹を扱う商いを始めている。明暦の大火で江戸の町が焼失した瓦礫の中から団扇の政策を始めたことが現在に至る家業に繋がっている。

展示室は店舗の隣にある入口から。ガラスケース内に展示されている展示のみというシンプルなものではあるけれど、扇子や団扇につかわれる浮世絵を展示しており一見の価値あり。歌川国芳の小倉百人一首や扇子に施した東海道五十三次などの浮世絵が見られる。トイレは無し。

扇子はかなりセンスが良い

・小伝馬町牢屋敷展示館

小伝馬町はかつて牢屋敷があった場所として時代劇などでも登場する。江戸時代を通して牢屋敷があった場所で、周囲に土地を築いて堀を巡らして土塀に囲まれていたという。その牢屋敷の模型と遺構が残されているのが小伝馬町牢屋敷展示館である。展示室は十思スクエアという施設の一角にある。

明治になるまでの約270年の間に入獄したその数は数十万人を超えるといわれている。また幕末には吉田松陰や橋本左内といった志士が処刑された場所でもある。他にも平賀源内、鼠小僧次郎吉なども収監されている。こちらはジオラマ模型と説明資料があるのみというかなりシンプルなもので、これだけを目当てに来るという人はおそらくいない。隣接する十思公園には吉田松陰の石碑や、処刑の合図となった石町時の鐘がある。多目的トイレでウォシュレット式。

ジオラマだけだがジオラマは楽しい

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