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新宿ギャラリー巡り(東京都新宿区・新宿駅)

新宿には古くから写真に関連するギャラリーが集中している。これはインディペンデントの風潮が強かったことから、写真家同士が集まってギャラリーを開いていたことの文化が継承されているからだそうで、ではその写真ギャラリーを含めた新宿のギャラリーを巡ってみようと思いたって決行することに。

・ニコンプラザ東京
ニコンというと日本が誇るカメラメーカーの一つとして、各地にニコン製品を紹介するニコンプラザを設けている。ニコンプラザ東京の中には写真ギャラリーとしてTHE GALLERYニコンサロンとを併設している。THE GALLERYではUnder22のグループ展、ニコンサロンでは宛超凡による「河はすべて知っている」を開催。

左が宛超凡の個展、右がU-22のグループ展

・B GALLERY
日本のファッションとカルチャーを担ってきたBEAMSの中でも日本のカルチャーに特化した店舗であるBEAMS JAPANはかなり外国人の訪問客が多い。その5階にあるB GALLERYもまた外国人で溢れている。今回はGxBxTによるHARD CORE PUNK EXHIBITIONとしてライブのフライヤーやレコードジャケットなどにスポットライトを当てた展示を開催。

https://www.beams.co.jp/bgallery/

HARD CORE PUNKです すごく好き

・KEN NAKAHASHI
新宿御苑は新宿門のすぐそば、世界堂の隣にある雑居ビルである新宿ビル。かなり印象的な外見をしたこのビルの2号館にあるのがKEN NAKAHASHIというギャラリー。隣の1号館と入り口は同じでつながっている。階段の左右で1号館と2号館が分かれている。松下真理子の個展「すべて水に映る」を開催。

松下真理子 水の中にいるような感じ こちらは絵画

・photographers' gallery/KULA PHOTO GALLERY
新宿二丁目のど真ん中、ジェンダーレスな店であふれるこの界隈にあるphotograpers' galleryでは笹岡啓子「SHORELINE」として八重山諸島など日本の島嶼部で撮影された写真展が開催。隣接しているKULA PHOTO GALLERYでは北島敬三による同じ顔をした人物をコラージュした「PORTRAITS-I」を開催。

笹岡啓子 海外のように見えるけど日本
北島敬三 同じ顔すぎて怖い

・トーテム・ポール・フォトギャラリー
新宿と四谷の間あたりにあるトーテム・ポール・フォトギャラリーはグループ展を中心に発展してきたギャラリーで作家の登竜門のような趣となっている。ワークショップ受講生によるグループ展として「The World Through Our Eyes」を開催。

グループ展 風景写真が多い

・RED PHOTO GALLERY
雑居ビルが立ち並ぶ新宿1丁目の界隈でかなり歴史がありそうな近代ビルの中にあるRED PHOTO GALLERYでは佐藤圭司による「東京Days」を開催。東京の特に奇抜なファッションをした老若男女を切り取った作品が並ぶ。

佐藤圭司 非常にインパクトがあります

・PLACE M
同じく近代ビルの中にあるPLACE Mもまた歴史のあるギャラリーの一つ。こちらではモリナツキ「御岳の間」を開催。東京の御岳、特に夜の鬱蒼とした山をメインにした作品を展示している。

モリナツキ カメラの絞りとか大変そう

・蒼穹舎ギャラリー
写真集などの書籍を取り扱っている蒼穹舎ではその店舗の半分が蒼穹舎ギャラリーとして作品を展示するギャラリーとなっている。清水コウによる「午後の洞」という写真展を開催。

清水コウ これよこれ この雰囲気が良いんだよ

・アイデムフォトギャラリーシリウス
求人広告で知られるアイデムが主催している写真ギャラリーであるアイデムフォトギャラリーシリウスでは野田雅也による3.11震災後の様子を残した写真展「造船記」を開催。

野田雅也 胸に痛みと温かさがあふれる

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