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TEPIA先端技術館(東京都港区・外苑前駅)

TEPIA先端技術館とは、その名の通り先端技術を紹介している科学博物館である。神宮外苑の一角、新国立競技場からすぐ近くに位置する建物は、かつて日本初の民間ボウリング場があった場所だったらしく、敷地内には近代ボウリング発祥の地というモニュメントが残されている。こちらの技術館は、高度技術社会推進協会、Technology Utopia略してTEPIAが未来社会の発展に向けた先端技術を情報発信している施設である。

建物自体はかなりの大きさを備えており、入口から広がるロビーは高い天井でかなり広い空間となっている。ただし展示室自体は1階のメインフロアと2階のクリエイティブラボのみというシンプルなスペースとなっている。1階のメインフロアの隣にあるホールではワークショップを行なったりするイベント会場になっている。TEPIAに在籍している研究者による未来への技術が展示内容の中心で、いわゆる体験型展示がメインを占めており、親子連れで訪れている見学者が多い。スタッフの方が使い方を含めて丁寧に解説してくれるので、全く知識がなくても楽しめる。

体験型展示がいっぱい

2階のクリエイティブラボでは、プログラミング体験や3Dプリンタの実演や体験、それに変わったところでは工具類の体験なんかも開催しているという。つまりコンピュータから工作まで幅広く工学関係に特化している。確かに工具類なんかは一般的に日常で触れる機会も少ないだろうから、子供の頃から触れることで抵抗を無くすのも良いかもしれない。クリエイティブラボの体験は子供が対象になっているため、大人単体では充分な堪能はできなかったものの、親子で来る人にはおすすめしたい施設。

3Dプリンタもあれば工具もたくさん

時節柄ここは日時指定の完全予約制になっており、割とコンパクトな造りをしている施設なので、混雑時に体験型展示へ並ぶというようなエンタテインメント施設によくありがちな場面に遭遇する可能性を考えると、日時指定で限られた人数を迎え入れるというスタンスはもしかしたら継続したほうが妥当かもしれない。トイレはウォシュレット式。

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