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虎屋ギャラリー(東京都港区・赤坂見附駅)

羊羹でお馴染みの虎屋。室町時代から続いている名店である。赤坂にある本店には販売店とカフェの他に地下フロアにギャラリーが開設されており、虎屋の商品に関連する和菓子などの展示を行っている。夏の盛りということもあって、かき氷大百科展を開催している。

会場には風鈴の音がサラサラと、かき氷の歴史を紹介している。古くは仁徳天皇から清少納言、源頼朝、徳川家康といった教科書レベルの人物にもかき氷を愛好していた記録が残っている。日本では横浜の馬車道がかき氷発祥の地として知られている。昭和に入って明治屋がフルーツシロップと珈琲シロップを発売、喫茶店や家庭用の氷削り器などが続々と出てきて今や夏の風物詩。

かき氷の歴史がここに

みぞれ=氷にシロップが合わさった様子(氷水とも呼ばれる)、宇治金時=宇治抹茶と小豆(坂田金時の幼名)、ブルーハワイ(同名のカクテルにあやかった)など名前の由来も興味深いところ。

きょろちゃん

ギャラリーの正面には喫茶店を模した展示がある。とらやのかき氷のこだわりも紹介されており食欲を掻き立てるのに充分。当然ながら上のフロアーで味わうこともできる。おかげさまで行列なので諦めたものの、待ち時間もモニター等で楽しめるように配慮されているのはさすが。というわけで今回は羊羹だけ購入。せっかくですから。トイレはウォシュレット式。

喫茶店を模した展示

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