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メンズのショートパンツの難しさを決めているのは、一体何!?良品をセールまで含めて紹介、ショートパンツ特集!【フィーチャー】

 新型ウイルス禍は完全に終わったとはとても言えませんし、油断してはいけないとはいえ、今年の夏はアクティブに過ごす人が増えている印象です。

ただ最近の夏、暑過ぎですから…。

ショートパンツ穿きたい、でも穿いて良いのか?っていう人、結構います。見苦しく見えない?みたいなご相談もよく頂いて。

普通に穿いている人にとっては、え?って感じだと思いますが。
昔からショートパンツは穿かない、穿けないという男性は一定割合居るのですよ。

生脚晒して良いのか?悩んでいるのは女性だけではないのです。

私は別にショートパンツ無理に穿かなくて良いと思うんですよ。
でも穿きたい!というなら、全力でフォローするし、もし無理なら涼しいロング丈のパンツも紹介するよ、というスタンスです。

毎年のことですが、そこらへんからフォローしつつ、ハーフパンツの良品紹介していきますよ!
今ベイクルーズがエグいメンバーズセールしているので、そこらへんもできる限りフォローします。

※読者の方からのご指摘により、会員ランクによっては記事のアップ時点でまだセールがスタートしていないことが分かりました。私の確認不足によりご期待と相違することになってしまったこと、大変申し訳ありません。記事内容の変更はございませんが、セールについて言及してしまった箇所には訂正と注意喚起の追記をさせて頂いております。セール開催中に何とかお伝えしたい…という私の勇足により、大変ご迷惑をお掛けしました。
今後このようなことのないよう、十分確認を行なってまいります。



メンズのショートパンツの難しさを決めているのは、一体何!?「丈感」、「スソ脚距離」、「タック」…海パンやスカートに見えないバランスを目指す! 

 
 メンズのショートパンツで、よく着こなしのポイントとして挙げられるキーワードが、「丈感」
ヒザ上とかヒザ下とか。

丈感も、確かに重要なのですよ。
ただ、ショートパンツの丈感ってウエスト位置によって結構簡単に変わってしまうので。

すっごいザックリと、ヒザ上過ぎると足の生々しさが強調されて、見る人に嫌悪感を持たれる可能性があるというか。
本人の「気恥ずかしさ」が増してしまう、とは言えます。

ファッションって周りからどう見られるか?そのものより、それを自分がどう気にするか?乗り越えられるか?という気恥ずかしさの方が心理的ハードルとして大きいと思います。

本当に気のせいだったりもしますが、そんなん気にするなよ、では解決しないこともあります。

せっかく洋服を買っても着ない、というのはもったいないですから。

外国人の方とか、ヒザ上丈どころでない、かなり短いショートパンツ穿いていることが多いですが、あれは日本人にはなかなか真似出来ないと思います。

反対にヒザ下過ぎる(ウエスト位置を上げてもヒザ下に来るようなもの)だと、それはそれで脚が短く見え過ぎて、スタイルが極端に悪く見えるし、ショートパンツそのものが強調され過ぎる懸念があります。
まあショートパンツを穿く時点で、スタイルは多少なりとも悪く見えてしまうものなので、その点を気にしすぎるのは良く無いですけどね。

一般的にヒザ下は長身や脚長のスタイルが良い人向けと言われますが、それはその通りなのです。

ウエストを上げて穿いた時にヒザ上、そこから自然に下がってきた時にヒザに掛かる、くらいの丈感がちょうど良いと思います。


でも現状この丈感のものが割合としては一番多いので、正直丈感はそこまで気にしなくて大丈夫です。

次に大事なのが、「スソ脚距離」

ショートパンツのスソが、どれくらい脚に近いか?ということです。
要するにスソがピタッとしていると、丈感がヒザ上過ぎなくても脚の生々しさが強調されてしまうんです。

丈感が短過ぎて、なおかつスソが脚にピタッと密着していたらもう最悪…よほどスタイルの良い人ではないと、ちょっと気持ち悪いって思われてしまうかもしれません。

ただ、スソが大きく広がっているタイプは、ショートパンツそのものが突出して見えてしまいがち。

素材によってはスカートのように見えてしまう場合もあり、それはそれで難しいのですが、このスソと脚の距離感はショートパンツを穿く上で一番意識した方が良いでしょう。


スソ脚距離があればあるほど、脚の生々しさは減少し、ショートパンツスタイルが取り入れやすくなる

今回スソ脚距離が普通なものから、広過ぎない範囲で広いものまで紹介しているので(ピタッとし過ぎているものは紹介していません)、自分はこれくらいがしっくり来るな…というスソ脚距離を掴んでもらえれば、ショートパンツスタイルも怖くありません。

ちょっと注意したいのが、このスソ脚距離、パンツのポケットに手をつっこんだだけでだいぶ変わってしまうのです。

同じものなのに、ポケットに手をつっこむとスソ脚距離が広く取れて良い感じに見えたり。
あるいは過剰に広がったり見えたりするのです。

オンラインショップなどで見るときは、ポケットに手を突っ込んでいないものを参考にした方が良いですよ。

最後に「タック」

タックとは、ウエスト下の生地を折り畳んで付けたヒダのこと。

これがあることで、立体感が生まれて、生地のドレープ感が際立ちます。


逆にこれが無いと、情報量が無く、のっぺりとした表情になってしまって。
時には「海パン」に見えてしまったりするのです。

無いといけない、絶対的なものでは無いものの、あればそれに越したことはありません。


さらに機能性を求めて…ショートパンツは価格帯でどう変わる?ショートパンツは化繊のレベルが高い


 ところで皆さんがショートパンツを穿く理由って何でしょうか?

おそらく、「涼しいから」ですよね。
多分普通の丈のパンツ(ロングパンツ)より格好良いと思うから…っていうことはなかなか無いはず。

もちろんハーフパンツを使ったスタイル自体も良いのですが、やはり涼しいという意味での機能性が最も優先されているはず。

それならもうとことんその機能性を極めよう、ということで、今回はガシガシ使えて、洗えて、お手入れもラク、という化繊素材のショートパンツを価格帯別にまずは紹介しましょう。

ショートパンツは、化繊のレベルが高いんですよ。
  

Mujilabo 風を通すショートパンツ

風を通すショートパンツ

あ、これはヤバい…と、梅雨などすっ飛ばして夏が来てしまった先月のとある週末、前倒しで紹介したアイテム。
買った人を後悔させない自信あったので。


今オンラインは黒はほぼ完売状態なので、早めに紹介しておいて良かったです。
実店舗では残っているところもあります。
見つけたらぜひ穿いてみて、体感して欲しいなあ。

ムジラボのショートパンツは、「風を通す〜」化繊素材のものと、天然素材のもの(「洗いざらしサッカー織りショートパンツ」)とで2種類出るのが毎年のパターンになっています。

今年良いのは、風を通す〜の方でしょう。


セール常連になってしまいがちだった、ムジラボの機能性化繊シリーズですが、今年のショートパンツの完成度は本当に高い。

非常に細かい、格子状のメッシュ生地は、それ自体が生地に情報量と高級感を与えてくれます。

もちろん下着が透けるとかそんなことはありません。

また滑らかで、履き心地が良いんですよ…。
歩いていて生地が肌にぶつかると痛い生地とかありますからね。
そういうの全然無くて。

何より一昨年は無く、昨年気持ち程度入っていたタックが、今年はしっかり入りました。

タックは前述の通り、絶対とは言わないまでも、ショートパンツにあってほしいディテール。

これによりのぺっと平面的に見えがちだった表情に一気に情報量が増加しました。
元々テロっとした素材感だっただけに、タックによってドレープが生まれてくれるので。

機能性だけがウリのアイテムではなく、ファッションアイテムとしても十分通用する出来になりました。

この素材本当凄くて、その名の通り通気性が良過ぎて、たとえ運動をしても汗を全く感じさせないのです。

どれだけ肌離れの良さを売りにするような素材でも、数十分速足で歩けば、汗でビッショリになってくるものですが、これはサラッとしたまま(まあちょっと湿り気は出てきますが)。
同じくムジラボのシアサッカー素材の洗いざらしサッカー織りショートパンツをこの点で大きく凌ぐんですよね。

真夏に軽く運動しても、ショートパンツだけ何事も無かったような感じになるので。

これ本当にすごいと思うんですよね。
高温多湿が極まってきて、過酷な日本の夏ですから。
電気代高騰で、節電ムードも高まっていますし。

何着ても暑いわけですが、この通気性、風を通して汗を逃すっていうのは、これからますます重要な機能になっていくはず。

優れた天然素材はいっぱいありますけど、それでも今の日本の夏の前にはどうしようもなかったりしますから…。

ファッションに興味がない人でも、これすごいねってなるはずで、無印良品もこれウリにしていけば良いのにって思ってしまうほどですね。

今年CONFECTのリネンソックスの蒸れなさ度合いにも感動を覚えましたが、これもすごかったですね。


もちろんこの素材で全身のファッションを完成させてしまうのは、味気ないものがありますが、ショートパンツみたいな面積的に小さいものなら全然アリでしょう。


この面積、ショートパンツというアイテムとしてならば、安っぽくは全然見せないので。

サイズに関して。

寸法自体は、もう一型の洗いざらしサッカー織りショートパンツと同じ。

ムジラボのショートパンツって大きめに作れているのですが、これは生地に落ち感があり、脚にまとわりつきやすいので、風を通す〜の方は小さく感じやすいかなと思います。


Mサイズでもこれだけ長いのですが、ウエスト位置を上にして穿くと思うので、実際には丈感はヒザに触れる程度。

脚の生々しさ、ショートパンツの気恥ずかしさを左右する【スソ脚距離】は普通。
サイズ如何では、ちょっと見栄えの悪いショートパンツになる可能性はあります。

サイズを上げれば上げるほど解消はされますが、私はウエストの緩さもあってMサイズで留めました。

これ以上サイズを上げるとウエストが緩くなり過ぎて、日常使いでの利便性が下がるので。
男性はスマホとか、なんでもポケットに入れますからね。

まあこれくらい【スソ脚距離】あれば、何とか大丈夫だと思うのですが。
こればかりは個人差もあるところ。

履き心地が良いので、ショートパンツの中でも優先的に穿きたくなってしまいます。

これは今年のベストショートパンツですね。

これだけ絶賛しておいて、もう店舗じゃないと買えないのが申し訳ないところなのですが、ムジラボは店舗在庫をオンラインに回すことでオンライン在庫が復活したりするので。

あまり期待せずに、そこに期待するのも手かな…と。
8月とかに再販しても売れるはずなので、再生産にも期待したいところなのですが、無印良品やムジラボは基本そういうことしないので。

謎の再生産・再販もあるにはあるのですが。

このテロっと感は本当高級感あるし、使えることは私が保証しますので、見つけたら絶対穿いてみて下さい。

ちなみにムジラボではなく、無印良品ラインからも似たような名前の「風を通すストレッチサッカーワイドショートパンツ」というアイテムもあります。

ムジラボの「風を通す〜」と「洗いざらしサッカー」を混ぜたような商品ですが、これも悪くはないんです…。

普段着なら全然問題ないのですが、やはりムジラボのような高級感には欠けるのと、生地のドレープ感やタックも無いことから、海パン見えというか普通のショートパンツになってしまって。

こちらはお洒落に見せるのはかなり難しいアイテムになっています。

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