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経験値でたくましく!

バーミンガムからロンドンへ移動する。電車。それは必ず慣れてきた頃にやってくる。そう、突然電車が止まる。笑

ロンドンからリーズに行く電車で、初めてこれを経験した時はそわそわそわそわ。自分だけ不安な気持ちでいっぱいなのに、周りの人たちは全く気にしていない!

さすがに、電車が2時間止まったままになってくると、そろそろ動いてくれよ。とは思うけど、あの時みたいなそわそわそわそわしないの。だから不思議。

突然、電車が動き出し、今度はわけもわからない駅で下ろされる。笑

視覚障害と聴覚障害のある私はこのようなイレギュラーにはめちゃくちゃ弱い。まいったな。

とりあえず、駅員さんみたいな人に私はサポートが必要なんだ!ということだけ訴えておく。笑

思ったよりも、寒いプラットホーム。マフラーを巻いて、手袋をして、帽子をかぶって、それでも寒い。

人々はみんな同じプラットフォームで次の電車を待っている。その間に何度か貨物列車が横尾過ぎ去る。貨物列車は通るのに、人間を乗せた電車は通らない。笑

何かのアナウンスの後、人々が一斉に反対側のプラットフォームに移動する。私もそれに続く。

そして、幽霊のような真っ暗な電車がプラットフォームに到着し、たくさんの人々が乗り込んでいく。私はスーツケースニコ、手荷物3つ!とんでもない量にもちろん白状。
そしてここはイギリス。何も言わなくても、必ず荷物を持ってくれる。この優しさがたまらない。どんなに不便でも人が優しい。
それがわかってるからかな。絶対に誰かが助けてくれると言う安心感があるからかな。そわそわしなくなった。

やっと、3時間遅れで到着した電車。私はHIROのアシスタントを予約していたけど、やっぱりいない。とりあえず、人の波に乗って歩いてみる。ずんずんずん。

さっきまであんなに寒かったのが嘘のように、この大量の荷物をプラットフォームを歩いていたら汗かいてきた。笑最後のダメ押しに逆まであるし。でもそれを登りきると、そこには待ち合わせ場所が!やっとたどり着けた、やっと会える。
あまりの感動に日本人同士だと言うのに、思わずハグをしてしまう。

そう、私の電車はキャンセルにならなかった。ちゃんとここまで運んでくれた。私はなんてラッキーなんだろう。そして、今日からロンドンでどんな出会いがあるんだろう。どんなハプニングがあるんだろう。

経験値、それは人をたくましくしてくれる。

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