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応援お願いします★10ポンドで教育の世界をかえる!私の挑戦

皆さん、こんにちは。奈良里紗@楽しく、じゃじゅあるに、障害科学に関する情報発信をしている弱視難聴の研究者です。

さて、私は弱視&難聴という2つの障害があります。

そのため、研究者になるために10年間の大学院生活を経験しました。
こうして、日本人女性としては初めて筑波大学で博士豪を授与されました。

これは、私の多少のがんばりもありますが、多くは支えてくださった方々のサポートがあったからです。どれだけ、やる気があって、頑張っても一人では成し遂げることはできなかったでしょう。

そんな私は、自分のもつ知識と障害科学分野の研究者として社会に貢献したい!と強く思い、noteでの情報発信も続けています。

私は大学在学中から疑問に感じていたことがあります。それは、特別支援教育分野の人事異動についてです。

欧米諸国では、1障害特化型のスペシャリスト養成型であるのに対して、日本では、分野横断型のジェネラリスト型をとっています。

アメリカでは、視覚障害教育に関する専門性の習得は非常に難しいため、さらにその分野を細分化すべきという議論があるのに、なぜ、日本では視覚障害だけではなく、聴覚も、知的障害も、肢体不自由も、病弱もやらなくてはいけないのだろうと思っていました。

教員を大切にしている仕組みではないと思うのです。

せっかく、点字を覚えたのに、人事異動で今度はいちから手話を学ぶ。

そんな環境で、先生方にモチベーションを維持させるほうが難しいと考えています。

そこで、効果的な人事異動が特別支援教育の教師の専門性に及ぼす影響というテーマで日本学術振興会の特別研究員PDに応募しました。

260人を超える応募の中、採択されたのは66人。
その中で、女性はたった6名。そのうちの1人が私です。

去年から、東京大学先端科学技術研究センターの福島智研究室にて研究に取り組んでいます。

福島先生は、世界的に有名な盲ろうの研究者です。彼のもとで、私自身、弱視難聴の研究者としていろいろなことを学びたいと考えて彼の研究室に所属しています。

そして、今年の9月からヨーロッパ最大規模をほこる視覚障害・聴覚障害教育の教員養成課程をもつバーミンガム大学へ客員研究員として研究しにいくことを計画しています。

この計画にたどりつくまで、3年の月日を要しました。
イギリスあるある、メールの返信が全くこなくて、何度も何度も催促をして、やっと、見えてきた新たな道です。

今年3月にイギリスを訪れたとき、1ポンドは170円。
ウクライナ戦争の影響で何もかもが値上がりしていました。

こんな時期に、イギリスにいくというのはタイミングが悪いのかもしれませんが、でも、今、日本の教育と真剣に向き合わないと、本当に日本にある素晴らしい教育の専門性の数々が消えていってしまうと危惧しています。

このイギリスでの研究、アッという敵に資金がたりません。
科研費では、往復航空券を支払い、調査のための旅費をまかなうことができるかどうかとういところ。

実費負担があっても、よりよい研究のためにこの機会を逃すつもりはありません。

とはいえ、安全な家を借りるための資金ぐらいは確保したいなと思っています。コロナ前は月8万円あればそれなりの物件に住めたそうなのですが、今は月12から17万円程度と、都内に住むより高い状況です。

そこで、もし、私のこうした研究活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、10ポンドにあたる1700円を本記事の購入という形でご協力いただけると嬉しいです。

皆さんの応援が明日への活力になります。もちろん、記事の購入はできないけど、応援してるよー!という心の声も大歓迎です。有機をもらえますから。

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