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若手研究者のキャリア支援@バーミンガム大学

国内での研究に限界を感じ、より幅広い視点から研究に取り組むためにイギリスの大学で国際客員研究員をしている私。


日本では、「若手研究者」という呼び方をしているけど、こちらでは、必ずしも研究者としてのキャリアをスタートさせる人が「年齢的に若い人」に限定されないため、若手という言葉は用いられない。
そのかわり、研究者としてキャリアをはじめたばかりの新人さんむけプログラムが充実している。

私もまだ、研究者としてのキャリアは初期段階にあるため、こうした支援プログラムが日本にもあればいいのにと思う。あるのかもしれないけど、情報としてアクセスしやすい場所にないのかもしれない。

何より、研究者同士がつながりをもち、お互いの研究について語り合うことができる場というのはとても大切だと思う。それが、狭い狭い限られた分野や領域だけで行われていないところが魅力的。

そして、何より女性の研究者としてのキャリア形成についての議論が多いことにも注目したいと思う。

日本でも、女性の研究者を採用する動きがでてきているが、時々、逆性差別になるのではないかと思うような公募もみかける。何より、女性が研究者を目指したときのバックアップ体制がないために、キャリアを中断、あるいは、あきらめざるをえない実態をどうにかしていかないと、女性研究者の絶対数が少ない我が国では、いくらポストを準備しても難しい話だと思う。

キャリア支援に関するワークショップは一年間を通じて実施されるとのことなので、少なくとも、イギリスにいる間は、できるだけ参加して、研究者としての初期のキャリア形成の支援についても興味深く観察したいと思う。

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