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ママは弱視をエンジョイしてるよね。

息子が国語の教科書で「便利ということ」という単元を学習中。
宿題の中で、障害のない人にとってはあってもなくてもいいものだけど、障害のある人にとっては便利なものを1つ以上考えてきなさいというものがあったようだ。
そこで、息子は白杖を取り上げていた。
「ママにとって白杖ってどんなときに便利なの?」
と尋ねられたので
「段差があるかどうか確かめられたり、白杖をもっていると周囲の人があの人は視覚障害者だって気づいてくれたり、あと、周りの人が声をかけてくれたりするのも便利よね」
と伝えると
「うん、でも、この間、ふくちっちで白杖もっているからって話しかけられるのは嫌なこともあるっていってたからそれは書くのをやめた」
とのこと。
そうかそうか、そういう理解をしたんだなと。
テレビ番組に出演させてもらって改めて感じることは、与えられた情報をどのように受け取るかは受け取る人によって異なるということ。私としてはこう伝えたかったと思っても、そう伝わらないこともある。色々なリアクションをいただくことで、私もとっても勉強になった。
こんなに身近で生活している息子だって、意図しない理解をしているのだから。だからこそ、そこから対話をリスタートさせることって大切。批判された、ネガティブなことをいわれたとへこんでしまうのではなく、そこからまた一歩踏み込んだコミュニケーションにつなげていけたらいいなと。
ちなみに、この単元に取り組みながら息子が
「ママは弱視をエンジョイしてるよね。自分にあった職業をみつけて、楽しくやってるもんね」
とのこと。笑
はい、ありがたいことに毎日エンジョイさせてもらっています。

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