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ロンドン→バーミンガム間アシストサービスで弱視難聴でも一人で電車にのれたー!@イギリス

弱視難聴の奈良里紗です。

イギリスにきてはじめて長距離列車に一人で乗って移動をしました。
障害のない人でも海外を旅するときには、長距離列車に乗るのはドキドキしますよね。

私は視覚障害があるので、電光掲示板がみえません。
加えて、難聴もあるため、相手のいっていることを聞き取ることができません。
視覚障害だけであれば、相手の声を聞き取ることができるし、
難聴だけであれば、視覚的情報を頼りに移動することができます。

眼と耳、両方に障害のある私が一人で移動することは、かなり難しいのです。

しかし、これからバーミンガムを拠点に、ロンドンなどいろいろな地域にでかけていきたいという気持ちがある私は、なんとか支援者がいなくても一人で長距離電車に乗ることはできないかと思い、本日、それに挑戦してみたわけです。

日本の場合は、電車にのるときに駅員さんに移動のサポートをお願いするのですが、こちらの長距離列車の場合、オンラインでチケット予約をするときに、アシスタンスサービスの予約も一緒にできるので便利です。事前にオンラインで予約しておくと、アシスタンスサービスカウンターへいけば、すでに予約情報を運行会社がもっているので、スムーズに案内をしてもらうことができます。

案の定、私は案内をしてくれた人が何を話しているのか聞き取ることができません。
アシスタントサービスの方が何かを聞いてくれているので、とりあえず、Yes!といって歩き出すと、空港とかによくある小さい車?みたいな乗り物にのせてくれて、大勢の人でごったがえすユーストン駅の中を車で移動。どこまでいくのかなぁーと思っていたら、なんと、私が乗る電車の車両に横付け
!ほとんど歩くことなく、座席まで案内&キャリーケースも荷物置き場においてくれました。

難聴のある私は車内アナウンスも聞き取れなければ、視覚障害があるため電光掲示板も見えないので、今、どこの駅にとまっているのかがわかりません。

電車の到着時間からすると、すでに到着しているはずなのですが・・・
そういうときは、google mapをひらいて現在地を確認。その情報をバーミンガム駅で待つ支援者でメッセージをしておけば、自分がどこにいて、電車が遅れているといったことも伝えることができます。

Birminghamに到着すると、ホームにはアシスタントサービスの人が待っていてくれて、
「近くのわさびに支援者がいるから連れていってほしい」
と伝えると連れていってくれました。
彼は何かを私にいうのですが、私は発信はできても、受信ができないので、コミュニケーションをとることはできませんでした。

本当は話したい!ので、本当にもどかしい気持ちでいっぱいになるのだけど、通訳介助がないのだからしょうがないわけで。

無事に、わさびの前で支援者にバトンタッチ!

初めてのロンドン→バーミンガムの長距離列車旅完遂!!

今日のった電車はエジンバラいきだったので、この方法を使えば、エジンバラもいけるじゃないか!とまた1つイギリスでできることが増えて嬉しい一日でした。

写真は私がのった電車の座席の様子。
4人席にはテーブルがついていて、USBケーブルの充電もできます!

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