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職能開発にかける時間が最短という日本の教師の現実

OECDが行っている興味深い調査の1つにTALIS調査がある。

教師の職能成長を研究している者としては課題が浮き彫りとなるエビデンスが提示されたと思う。

日本の教師の労働時間は参加国中、最長。
一方で、職能成長にかける時間は参加国中、最短。

日本は豊かな国だ。
だから、教科書が足りないといった物質的な不足は見られない。

一方で、教師を万事屋化してしまったことの弊害は大きい。

次世代を作るのは教育の力。
その教育を担う教師が疲弊してしまっては日本の未来が危うい。

「昔は力量のある先生がたくさんいたのにね~」
と過去を美化するより、今の先生たちのために我々ができることを真剣に考えなくてはならないのだと思う。


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