困っていることはこまめにつぶやくと解決が早い@障害者雇用
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。
障害者として働く立場から、今日はお話したいと思います。
障害のあるなしにかかわらず、働くときにはちょっとした困りごとってあるものではないでしょうか。
それらを日々、解決しながらすすめているのが仕事ではないかと思っています。
私の研究室、電話があるのですがその呼び鈴が小さくて聞こえないんですね。
「奈良先生にお電話したのですがつながらなくて」
といわれたとき、
「申し訳ないです。実は、研究室の電話の音が小さくてよくきこえないんです」
と、困っていることをつぶやいておきます。
もちろん、いずれはこの電話問題を解決しようとは思っているのですが、私の中での緊急度と優先度は低い項目でした。
ある日、事務室へいったときに、
「奈良先生、もし、よかったらこの電話を試してみませんか?:
と新品で使っていない電話機をご提案いただいたのです。
別件で訪れたのですが、こうして困っていることを気にかけておいてくれて、なにかのときにこれは役立つかも?と考えてくださるスタッフがいることにありがたいなぁと思ったのでした。
困っていることを口に出すのはなかなか慣れないと難しいところがあります。
そして、障碍者側はついつい、困っていることを今すぐ解決しようとしてしまいがちです。もちろん、緊急度と優先度が高いものはそうすべきですが。
ゆるやかな時間の中で解決できることもあるということ、お互いに思いやりをもって働くとはこういうことなんじゃないかなーと思った出来事でした。
皆さんの現場ではどうでしょうか。