オススメ映画「Fukushima 50」

3.11の記憶を風化させないために、
というより、あのときニュースの裏で本当におきていたことを知るために、
そして、私たちがこれからの未来に安全なエネルギーとは何か、
自然との付き合い方を考えるためにもたくさんの人にみてほしいと感じた映画。

私も東京で被災してその後、茨城に住んでいたので東海地方の人よりかは渦中の人であったはず。
計画停電も経験したし、水素爆発をしたときは「すぐに逃げろ」を研究所からメールがとんできた。
だけど、福島ほとその怖さを感じていなかったと思う。

地震は天災だけど、原発事故は人災だという意味がよくわかるし、
何より「現場抜きで物事を決める」トップダウンにははらわたがにえくりかえりそうになった。
理不尽な命令に従わなければならない現場。
現場の人間が一番状況がわかっていて、かつ、専門性もあるのに・・・
こんな高度な話、ちょっと専門家から説明を受けただけで命を守るために必要は判断をくだせる総理大臣がいたとしたら天才だと思う。

きっと、コロナ禍でも同様の感情を医療現場で働く方々は漢字ているのではないかと感じざるをえなかった。

パニック状態だからこそ、冷静に現場の状況を聞いて適切な判断をするのが上に立つ人の資質。だけど、これはいうほど簡単なことではないのだと思う。

そうそう、コロナ禍になる前はよく「TOMODACHI PROJECT」を目にする機会があった。
復興を願いはじまったプロジェクトだと聞いていたが、最初は横須賀の横田基地からアメリカ軍が福島へいくときの作戦名だったと知った。
アメリカ軍基地については賛否両論あるがいざというときに私たち日本人を「TOMODACHI」が困っているから助けようとなる姿は素直に嬉しく感じた。

この福島での出来事、私もしっかり次世代に伝えていきたいと思った。夏休みにいい作品に出会えてよかった。

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