精神病院の怖さ

父親は昨年12月にグループホームを変わり、そこでの介護抵抗の強さで職員が悲鳴をあげて精神病院に医療保護入院となった。病院では面会禁止、ベッドから降りてはいけない、拘束パジャマ、箸はあぶないから取り上げられスプーンで食事、退院するまでずっとおかゆだった。最初、向精神薬を投与され、誤嚥性肺炎で中止された。
それでも父親は父親なりに頑張った。私たちも人間らしい生活に戻れるよう、月2回の主治医面談には出席、家族の希望を伝え続けた。

なんとか5月、受け入れてくれる施設が見つかり退院。待っていた特養も目前だった。その矢先、父は亡くなった。まだ1週間もたっていないが、どうしてもどうしてもつらい。

入院先の病院から引き揚げてきた荷物は最悪だった。洗濯できていない汚物がついたままのタオル。全部捨てた。
あそこの看護師は大便をしたあとにトイレットペーパーじゃなくてタオルで拭くらしい。
最初、毎日様子伺いの電話をしたけれど、「変わりない。波はあるけれど。」とずっと言われた。退院間近の父親の体重は39.9kgだった。

そもそもグループホームの嘱託医に強く求められた入院だった。そんなに1人の人間を死なせてしまうぐらいのことを父親はしたのだろうか。これであなたたちは満足したのか。自分たちのことしか守れない人たち。私は絶対に許さない。
まだまだ私は受け入れられない。

許さない 涙が勝手に 寂しくて