職種によるコミュニケーションの齟齬

先日2日続きで父親が便失禁をしてしまった。トイレに行くのが間に合わなかったのか、パンツの中でしてしまった模様。パンツからズボンからすべて着替えないといけなくなった。
こういうことは実は初めてではない。トイレに行くもののどこにしていいか分からない、どうやってしたらいいか分からなくなるときがあって、そのままジャー。父親にとってもヘルパー職員に「見られ」とてもつらい出来事なんだろうと思うと胸が痛い。

そして先日の話に戻って。
まず私は看護師からその報告を受けた。「パンツの中で便をしてしまうんですよ、2日つづきで。ちょっと様子見ますね。」
と言われたから、トイレが分からなかったんだな、と私は思った。
そして今日、同じことを父親の担当の70歳の職員から聞いた。その人は福祉職。「2日続きで下痢で全更衣だったそうです。本人もつらいやろうから、便秘で飲んでる薬、ゆるいやつに変えられへんやろか?」
それを聞いて、初めて父親がどれだけしんどいのか分かった。
薬の量を調整しないといけない。
医療職と福祉職のコミュニケーションの仕方の違い。痛感した。

父親に「しんどいこととかない?」と聞いたら「そらしんどいことあるわなぁ」と最近言うようになった。なんのことかよくわからなかったからスルーしてしまってたけど、こういうこともあるんだろうなと思った。
もっとキャッチしてあげないと。自分できちんと言えないんだから代弁してあげないと。自己嫌悪。

ここ数週間、認知がすすんだ。
今日は通院に連れていったときも車から降りるのがなかなかわからない。ドアあけて、とかいっても何かわかってない。
ロックしてさぁ行こうとしたときも振り返ったらまだ車のところにいて、ドアをあけたり。ロックしたはずなのに、一瞬私が車から離れる前に開けてしまった模様。
難しくなってきた。

父親のことは、悩むことが多い。家族さんってみんな認知の家族を状況状況で受け入れられるもんなのだろうか。