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毎日こういうところを散歩してます

奈良生まれ奈良育ち。子供の頃は田舎な奈良が嫌だった忠内です。

『シニカル・ヒステリー・アワー』という漫画があって、そこにコンビニで遠足のおやつを買う、というくだりがありました。

当時私が住んでいた界隈にコンビニはなく、「都会の子供ってセブンイレブンとやらでお菓子を買うのか。しかもお得そうでうらやましい限りだ」と思ったのを覚えています。

私が小学生だった1980年代は、どこの土地でも似たようなものだったのでしょうが、それから実際に近所にコンビニができたのはそれから10年くらい後でした。

今ではコンビニなんてどこにでもあるし、当時熱烈に必要だった本屋も近くにあるところに住めたし、なんならそういうのが無くてもアマゾンや通販でなんでも事足りるという世の中です。

ただ、今でも東京への憧れはありますし、芸術や文化、最先端のものに触れるという意味で都会の生活は価値があると思っています。(ちょっとコロナでそういうことに触れにくい世の中になりましたけど)

でも、今奈良に住んでいて子供の頃にはわからなかった良さをビシバシ感じてもいます。

それは原生林。
自然が多い~緑の中を歩ける~というだけじゃなくて、本物の太古の森が奈良にはあるのです。

それも近鉄奈良駅という主要駅の徒歩圏内に!!

奈良の原生林は「春日山原始林」といいます。http://www.pref.nara.jp/25846.htm

そこは信仰の場でもあったため、ほとんど手つかずで残されてきました。
偶然でなく当時の行政が「入山・伐採禁止」としたために残されたのです。

もちろん完璧に手付かずかというとそうでもなくて、少しは人の手が入ったりしてます。切っちゃだめって言ってるのに積極的に切った人のなかに豊臣秀吉がいます。関西で「あーあ、やらかしたな~」ということについては、だいたい秀吉さんがからんでいます(^_^;)

日常のすぐそばにこういうものがあることを子供の頃は知りませんでした。
まあ、教えてもそんなにありがたくなかったと思いますけど・・。



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