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おせっかいBOXの季節

 両ホームからの投稿です。
 
 あらんの家・ミモザの家では、ホームを巣立った1人暮らしをしている子どもたちに向け、「おせっかいBOX」というものを半年に1回送っています。

 ホームを巣立った子どもたちの多くは、保護者に頼れないまま仕事に就き、アパートを借り、1人暮らしをしています。

 「一生懸命、生活している子どもたちに向けて少しでも力になれたら…」

 そんな想いで、主に1人暮らしをしている子どもたちに向け、「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さんや「NPO法人 フードバンク奈良」さんの協力を得て、実家からの仕送りのように、食料品や日用品を職員の一方的な「おせっかい心」で送る「おせっかいBOX」。

 送る前にLINEや電話で様子を聞き、ただ、送るだけでなく、送る過程のコミュニケーションも大事にしています。普段、連絡しづらくても、おせっかいBOXをきっかけに連絡が出来たり…。と、おせっかいBOXは色んなきっかけをくれます。やり取りを続けていると、いつの間にか引っ越している子もいたり、そこから生活の変化を知ることができることもあります。

 子どもたちにも少しずつ浸透してきたおせっかいBOX。
 送り続けていく中で、「届いた!」「これがうれしかった!」など、子どもたちから反応が返ってくるとこちらも嬉しくなります。
 また、そのなかで子どもたちの生活スタイルも垣間見えたりします。
 「この子は前回、これが喜んでくれたな…」など、1人1人の子どもたちの顔を思い浮かべながら、箱詰めをしています。職員の寄せ書きも入れて、今回も無事に発送することができました。

1人1人の子の顔を思い浮かべながら職員で箱詰め
ミモザの家も少しずつ退居者が増えてきました。

 このような活動を続けられているのは、「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」さんや「NPO法人 フードバンク奈良」さんはじめ、支援してくださる皆様のおかげです。支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

 

読んでいただきありがとうございます! 私たちの活動が、より多くの人に知って頂けたら嬉しいです。 頂いたサポートは、子どもたちのために大切に使わせていただきます。