見出し画像

気が付いたら〜1006〜

グシャ、ゴリ、ブチャ…
ネロ「美味しいけど苅里の味には程遠いね。苅里、後で口直しして良い?」
苅里「良いけどネロ最近更に食べる量増えたね。それに殺す前に食べてるから悲鳴がよく聞くようになった」
女性「痛い痛い!いやああああああ!!」
ブチ、グチャ…
女性は泣きながら痙攣を起こすとパッタリと電池が切れたように死んだ。
ネロ「あれ、痛みの許容越えた?それとも間違えて心臓も潰しちゃったかな?」
苅里「悲鳴が凄くて他の人もビビってるじゃん…」
次に食べられるであろう人間や他に待機させられている妖怪や混血達も今の悲鳴と結末を見てガタガタと震えている。
混血「こんな所嫌!」
ネロ「あ、出て行ったら…」
そう言い終わる前に部屋を出て行って忠告を無視した混血は…
混血「いやああああああ!!」
グチュ、ゴリュッ、ベシャ…
廊下から聞こえて最後に大きい音を立てて隙間からは腕が見えたがそれが持って行かれるとボリボリと食べる音がして食事となる人達はドアから目が離せなくなる。
ネロ「こっちも向こうも変わらないのに。使用人美味しかった?」
使用人「うん!もう1人持って行っても良い?」
ドアから入ってきて服も口の周りも真っ赤にしたままネロに抱きついてニコニコと聞く。
ネロ「まあ良いよ。好きなの持って行きなよ」
使用人「やったぁ!じゃあ…この男の人にする。ほら君来ようね。みんなで食べてあげるから抵抗しないでよ?」
苅里「(それは無理でしょう…)」
本能的に逃げようとするので抵抗しないと言うのはあまりないと思う。
その男性も廊下に出されれば同じ結末を迎えて大きい音をさせてそれっきり何も音はしなくなった。
妖怪「あなたは、食べないの…?助けて!もし殺されるにしても一瞬で…!」
苅里「ごめん。私今日はお腹減ってないから…。それにあなたネロの食事として連れて来られたからそれはネロに頼んで?」
妖怪「そんな…。あんな生きながら肉を食べられるなんて嫌!お願い!殺す時だけでもあなたに!」
ネロ「お前煩いよ。俺の食事なのに苅里に願わないでよ。ま、俺に願っても叶えないけど。」
妖怪の女性はネロに目を合わせられてビクッとなって今食べられ終わった人を見る。
妖怪「そんな死に方は嫌!炎雷龍!あの人を倒して!」
苅里「(ああ、やっちゃった…)」
食事してるネロに魔法なんて放ったらあの女性の結末はもっと悲惨なことになるだろう。
ネロは指を鳴らせばその魔法を消して不機嫌になる。
ネロ「力の弱い分際で俺の魔法?しかも食事中に?…お前、生意気だね。楽には殺してやらないよ。」
そう言って床にドサッとやって服を破いて痛覚を消して腹を裂いて中に手を入れて触っていく。
妖怪「うえ…やめ、て…気持ち、悪い…」
涙目になってビクビクとなって喋ってそのまま遊ばれる。
ネロ「痛覚はないよ。だけどお前には狂って死んでもらう。ほら…内臓触られて気持ち良くなってきたでしょ?梅、中に入って食べて良いよ」
サワサワと梅の花が女性の周囲に出てきて中に入っていく。どう言うわけか女性はもう恐怖を感じてなくて笑ってけたけた笑いながらもっともっとと言って喜んで時間をかけられて心臓も食べられてうっとりとした顔で死んでいった。
苅里「狂死するなんてやることが凄いよね…。食事足りるの?」
ネロ「足りないね。使用人、女性を2人地下から持ってきて。足りないや」
使用人「はーい!」
追加で2人だしてその間に苅里がその女性の死体を消した。
ネロ「ありがとう。食事の分際で魔法放って俺に抵抗するなんてあり得ないよ。大人しく食べられれば良いんだよ。」
苅里「人ならあの反応は正常だと思うけど…」
ネロ「正常でも強い奴に抵抗するのが間違いって言ってるんだよ。あ、来たね。どこから食べようかな?」
クスクスを笑って苅里は部屋を出て行こうとすれば結界で封じられる。
ネロ「どこに行くの…?」
苅里「先に部屋に戻ってるだけ。メイドも一緒だから」
ネロ「ダメ。早く食べるからここにいて。離れるのはやだ…」
苅里「…はぁ、分かった。でも急がなくて良いいよ。外を見てるから」
ネロ「ふふ、ありがとう。苅里は優しいね。さあ君達はどっちから食べようか。生きたまま食べてあげる。先に食べられる恐怖か、後で食べられる恐怖か選ばせてあげる。」
人間「ヒッ…。嫌よ、食べられたくない!」
片方がそう言ってもう1人も同じことを言う。
ネロ「苅里、黒と茶色どっちが嫌い?」
どうやら髪の色を言ってるらしく聞いてくる。おそらく嫌いな方から食べるんだろう。
苅里「黒。」
ネロ「黒ね。じゃあ黒髪の君から食べようか」
そんな簡単なことで先に食べられて残った茶髪の女性も食べられて行った。
ネロ「苅里血もらうね♪…ん、ありがとう」
苅里「そんなに離れるの嫌なの?数メートルなのに…」
死体も匂いも血も消して聞けば頷いて手を絡めてくる。
ネロ「離れるのは嫌だ。苅里部屋に戻ったら沢山遊ぼうね。朝になっても昼になっても沢山沢山遊ぼうね」
苅里「私の睡眠時間ないじゃん…」
ネロ「まあ良いじゃん。昼寝はするんだし。メイドは明日部屋の中に朝食置いたら他はもう何もしなくて良いよ」
メイド「はーい!」
メイドはニコニコと笑って出ていけば翌日の昼前まで寝室から出て来なかった。